「細小かつ精巧に」（福岡県糟屋郡粕屋町）
2024年04月21日
まるで本物のような、可愛らしいミニチュアフードを粘土で表現する、高橋洋子さん。
粕屋町の「アトリエ ココハナ」において、粘土細工をピアスなどのアクセサリーに加工している。
リアルさだけでなく、デザインの可愛さも注目され、注文が殺到している。
モーニング文化が定着している愛知県出身なので、喫茶店などで見る食品サンプルは身近だったという高橋さん。
育休中、コロナ禍が重なり自宅で過ごす時間が増えたことがきっかけで、自宅でもできる粘土アートに興味を持つようになり、いつしか趣味から仕事に、と思うようになった。
こだわる部分はただ一つ、いかに本物に近づけるか。見本は基本的には本物を使い、みずみずしさや細かな質感を表現する。
「美味しいものを食べている時は、みんな笑顔になる。」
その日の気分でミニチュアフードのアクセサリーを選び、“おいしい”を身に着けることで、ささやかな喜びを感じてほしいという。
そんな高橋さんが未来に残したい風景は「駕与丁公園」。
水辺や木々、季節の花など、自然が豊かで粕屋町のシンボルのような場所。春には約700本もの桜が咲き乱れ、花見客でにぎわう。
天気がいい日は気持ちが良く、子供と散歩する時はいつも駕与丁公園を訪れるという。
ジョギングしたり、遊具で遊んだり、自然の中で読書をしたり、お昼寝したりと、
たくさんの人が集まるこの場所はまさに「粕屋町のオアシス」だ。
