【KIYAMA LOVERS】古きを守り、新しき風を吹かす。基山を愛し、基山に愛される酒蔵!基山商店『基峰鶴』

九州の交通網の要!緑豊かで暮らしやすいまち! 佐賀県基山町の愛すべきヒト・ モノ・コトを《ジモタイムズ Wish》スタッフが体験リポートする連載企画 【KIYAMA LOVERS(基山ラバーズ)】。今回は「ジモタイムズ Wishアンバサダー (Instagram@junp0303 )」が基山ラバーズツアーで訪れた『基山商店・基峰鶴』をご紹介します!

基山より湧き出る伏流水が育んだ地酒『基峰鶴』。地元民にも愛され続けるお酒を代々造り続けている『基山商店』の4代目杜氏・小森さんにお話を伺いました。

良質なお米と、綺麗な水がある。酒造りに欠かせない大切な要素が揃っている基山。昔から交通の要所であり、流通面での利便性が良いこと、自然が残っていること、最低気温が周辺地域に比べて低いことも、酒造りを続けていく上で良い環境だと語る小森さん。一方で、昭和40年代の最盛期から業界全体で酒量が下がっている現状が。昔と比べお酒の種類が増えたことや、時代の流れを感じているそうです。
日本酒は、一昔前の「酔うためのもの」から「食と一緒に楽しむもの」に変化。酒業界だけでなく、どの業界も10年で色々変わるのだと語る小森さん。代々受け継がれている定番のお酒の良さはそのままに、新しいお酒に関しては、様々な情報を取り入れながら試行錯誤して、商品開発を行なっているそうです。

情報を取り入れて、商品開発を行うだけでなく「若い方や幅広い層にお酒を飲んでもらうためには?」と、SNSを使った情報発信にも力を入れているそうです。また、お酒以外のモノ・コトから「基山に歴史ある酒蔵がある」という認知拡大を目的に、基山町内外の方を呼び込むリアルイベントや空間づくりにも注力。その拠点として築約130年の酒蔵の一部を改装した「ギャラリー」があります。

エントランスには、酒蔵の昔の写真や歴代の酒瓶が展示されていて、奥には、キッチンやテーブルグランドピアノがあり、柱や梁はそのままの、昔と今が融合した素敵な空間が広がっています。
このギャラリーでは、LIVEや様々なジャンルの展示、同窓会など、集って楽しむ場として様々な行事が開催されるそう。地元の少年野球チームの送別会などにも使われているとのことです。

ここに来た子どもたちは、楽しい思い出と、親が美味しそうに『基峰鶴』を飲んでいる背中を見て「地元には最高の酒蔵がある!」と誇らしく語り、将来大きくなった時に、また自分たちが仲間と集まっている。そんな姿を想像しました。そして、この「酒造りへの情熱」と「酒蔵を守る(広める)想い」は、初代から4代目まで、形を変えながら脈々と続いているのだなと感じました。

ギャラリーを見学した後は、酒造りの現場もご案内いただきました。

酒米の最高峰と言われる山田錦を100%使用し醸した贅沢な純米酒へのこだわりは、初代から4代目まで品質最優先の姿勢を崩さず受け継がれ、30年ほど前から地元契約農家による山田錦栽培を行っているそうです。

基山(きざん)より湧き出る伏流水と、基山の豊かな自然の恵みを生かし、酒造りを行ってきた『基山商店』。常に基山の自然、歴史、文化とともに在り、これからも地元に愛され、親しまれる酒蔵。こだわりの一本。

皆様もぜひ『基峰鶴』ご賞味ください^ ^

☑︎ Pick up「基峰鶴 純米吟醸山田錦」
・2020年 Kura Master 山田錦の部 プラチナ賞Top2 
・2021年 Kura Master 純米大吟醸酒部門 金賞
・インターナショナル・ワイン・チャレンジ2022 銀賞受賞
・モナコアワード2022 スペシャルアワード受賞

爽やかでフルーティな口当たり。シルキーな旨味とのど越し軽やかですっきりときれる後味。山田錦らしい甘みと抑えられた酸味とのバランスが良いお酒。

価格:720ml 1,980円(税込)/1,800ml 3,960円

銘柄の『基峰鶴』は、国の特別史跡基肄(きい)城がそそり立つ基山の山懐を悠然と舞う鶴の優美な姿から名づけられたそうです。小森さんの笑顔と、前向きな姿勢から、地元の子どもたちが基山町を誇り、羽ばたき、将来また地元に戻ってくる明るい未来が見えました。


■合資会社 基山商店『基峰鶴』
住所 佐賀県三養基郡基山町宮浦151
営業時間 9:00〜12:00/13:00〜17:00
交通機関 JR鹿児島本線 基山駅より歩いて10分、高速筑紫野 鳥栖インターから車で10分
https://www.kihotsuru.com/

URL:https://www.kihotsuru.com/

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