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KBCアナウンサーブログ富田 薫

このハッピーエンドは今年のナンバーワン! 『イエスタデイ』

2019年10月05日

富田 薫

なんとエド・シーランが本人役で登場!

この映画を詳しく知りたい方はこちら→https://yesterdaymovie.jp/

 このファンタジー映画は「“ビートルズ”自体も、その音楽も存在しない世界に迷い込んだ男の物語」だ。

 ビートルズ・ファンはもちろん、神をも恐れぬ設定なので、ズッコケた時の被害は甚大。それをアッと驚く名作に仕上げたダニー・ボイル監督の手腕には脱帽した。「スラムドッグ$ミリオネア(2008)」の時もそうだったが…。
 
 コメディー俳優のヒメーシュ・パテル演じるジャックは、売れないシンガーソングライター。自分の作ったオリジナル曲の出来はイマイチで、ライヴは閑古鳥だから、そろそろ潮時と思っている。だが、彼を支えるエリー(リリー・ジェームズ)は、過剰なほどに彼の才能を評価していた。

ビートルズの名曲の数々は主人公を演じるヒメーシュ・パテルの素朴な歌声で…。

 そんなある日、彼はひょんなことから昏睡状態に陥り、病院で目を覚ますがどうも様子がおかしい。快気祝いにもらったギターで“イエスタデイ”を友達の前でつま弾くと「名曲じゃないか!」「いつ作ったんだ!!」というヘンな反応が!

 「ビートルズに決まっているじゃないか!」と怒ると、周りは「きょとん?」な状態。悪い冗談でからかわれていると思って調べていくと、その世界ではいくつかの“誰でも知っているメジャーなもの”が存在していないことに気がつく。

 そうなるとスケベ根性が出て、観客の前でビートルズの名曲の数々を演奏すると当然だがバカウケ。SNSで話題になり、テレビに出演し、レコーディングも「完パク」でやってしまい、ライヴ会場もどんどん大きくなって…という展開。途中で人気ミュージシャンの“エド・シーラン”が本人役で登場し、とんでもない設定に説得力を与えるが、この演技がまた上手い。

“ビートルズが存在しない世界”を演じる俳優陣も「役者やの~」って感じ。

 脚本のリチャード・カーティスはビートルズの大ファンで、自らの60歳の誕生パーティーでビートルズの楽曲40曲を5時間にわたって演奏したというツワモノだが、ビートルズに接したことのない世代の心をも動かす演出で、彼らの偉大さを再認識させられた。

 しかし、このままいくと主人公は「救われない最低の嘘つき男」になってしまう。いったいどんな結末が用意されているのか心配になった頃に“ある人物”が登場する。これがSF作品によく出てくる「多元宇宙論」や「パラレルワールド」。つまり、同じ人間が存在する複数の世界が同時進行しているアレだが、そのアイデアが秀逸で、まさに目が点になるほど驚いた。

 この物語の本質が「ラブストーリー」だとわかってくると、いつ「実はビートルズが作った…」と告白するかとダブルでのハラハラ・ドキドキが続くが、老若男女、三世代にわたって楽しめる今年1番のハッピーエンドを迎えるのだった。

 ※『イエスタデイ』は10月11日(金)全国公開

2人の恋の行方と映画のオチが気になって…。
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