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KBCアナウンサーブログ富田 薫

ホントにこんな状況になったら怖いワニ! 『クロール ー凶暴領域ー』

2019年10月09日

富田 薫

※この映画の詳しい情報はこちらまで→https://crawlmovie.jp/

 「生物パニック映画」の題材は、水族館や動物園でしかお目にかかれないものであればナンでもOK。代表格はやはりサメ、そしてヘビ、ネズミ、ピラニア、熊ときて、身近な「鳥」はヒッチコック監督が撮れば名作になるが、本作『クロール ー凶暴領域ー』は手垢のつきまくった「ワニ(アリゲーター)」が登場する。

 しかし『死霊のはらわた』や『スパイダーマン(2002~07)』、そして日本でも大ヒットとなった『ドント・ブリーズ』の敏腕プロデューサー、サム・ライミにかかればビックリ仰天する映画に仕上がるのだ。
 
 シチュエーションはこうだ。アメリカ・フロリダ州を巨大ハリケーンが襲う。カヤ・スコデラリオ(『メイズ・ランナー』のテレサ役)が演じる主人公は、連絡がとれなくなった父親を捜すため、すでに避難区域となった危険な場所に向かう。

 彼は実家の地下室で身動きがとれなくなっていたが、そこに“主役”のワニ=アリゲーターが一匹ではなく、続々と集結。さらに洪水が発生し、家が浸水寸前というタイムリミットが迫る中でどうにか脱出を試みる…という展開。

 こう書くと、よくあるパニック映画に見えるが、レンタル店の棚に並ぶ同ジャンルの作品とは明らかに違う。それは、スクリーンから伝わってくる二つの「質感」だ。

絶体絶命のピンチだが、愛犬を手放すわけにはいかない…。この犬も好演してます。

 パニック映画の演出で「得体のしれないものが、いつどこから襲ってくるかわからない恐怖」があるが、こちらのワニは真昼に正々堂々と襲ってくる。その鱗の「質感」が完璧なのだ。かなりの部分がCGだが、リアルにこだわり、機械仕掛けのものから尾や頭部だけの模型などを上手く組合せて恐怖感をあおりまくる。
 
 そして、もうひとつの質感が、舞台となる「街並み」。親子が実家に閉じ込められる住宅地一帯は、ガソリンスタンドや公園などの配置が出来すぎ。実はこれが巨大なセットで、セルビア共和国のベオグラードで撮影されたという。

 その「家の中」で展開するワニとの戦いや洪水が押し寄せるシーンなどが、独特の「質感」を漂わせているのである。

実際に迫ってくるワニはCGだが、そうは見えない迫真の演技で…。

 重傷を負って思うように動けない父親は、ピンチにもかかわらず、突然娘と「昔話」をはじめるので、思わず「おいおい!そんなこと話している場合じゃないだろッ!」とツッコミたくなる。

 さらにエンディングでは、ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツで1956年にヒットした「See you later, alligator.(シー・ユー・レーター・アリゲーター)」が流れ出す。別れ際の挨拶でおなじみの「シー・ユー・レーター」に「アリゲーター」を付けた英語のダジャレだが、これへの返しは「After a while, crocodile.(アフター・ア・ホワイル・クロコダイル)」だ。

 そう「またすぐ後でね~」にかけたギャグだから、どこまでも人を食ったような作品…と思ったが、確かにワニに食われちゃう登場人物がいるのだった(笑)!

 ※10月11日(金)から全国ロードショー
 ※この映画は「PG12」作品です。

“ある理由”で満足に動きがとれなくなった父親と娘に危機が迫る!
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