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KBCアナウンサーブログ富田 薫

原題の『GOOD LIAR』ってもしかしてビル・コンドン監督のこと?   映画『グッドライアー 偽りのゲーム』

2020年02月03日

富田 薫

(c) 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

 「まっとうに生きている人間」であれば、詐欺師となって人を騙すこともなければ、ましてや殺人を犯すなんてありえない。

 それらを経験したことがないのに、あたかもしたかのように振る舞い、観客を物語に引き込む才能の持ち主を名優と呼ぶが、さらにその名優二人の対決をご覧になりたい方には絶対おススメだ。
 
 なんと言っても『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞のヘレン・ミレンと『ロード・オブ・ザ・リング』の“ガンダルフ”に『Xーメン』の“マグニートー”でもおなじみイアン・マッケランという組合せなのだから。

未亡人から莫大な遺産をだまし取ろうと言葉巧みに近づいて…。

 あらすじはこうだ…けれど、ご覧になる前の情報は少ない方が良いので、読み飛ばしていただいてかまわない。

 イアン・マッケラン扮するロイはベテラン詐欺師。持って生まれた「ワルの才能」を生かして相手を瞬時に丸め込み、鮮やかに投資詐欺をやってのける。

 そんな彼の新たなターゲットは、夫を亡くしてまもない資産家のベティなる女性。ヘレン・ミレンが演じる彼女を見つける手段が「出会い系サイト」なのは今どきだが、あれよあれよという間に家族の一員になってしまう。その様子を見ていた彼女の孫は「親しくなるのが早すぎる。彼はなんだか怪しい」と気付いて警鐘を鳴らすが…。

同じ人物(右:ジム・カーター)が弁護士やブローカーになりすまして登場。

 そのあとの展開はまったく予想がつかなかった(…とおすぎさんもおっしゃっていました)。監督のビル・コンドンは「詐欺師がテーマの作品で観客を騙すこと」に喜びを感じているかのようで、実写版『美女と野獣』のメガホンをとったのと同一人物とは思えない。

 ヒュー・ジャックマン主演で大ヒットした『グレイテスト・ショーマン』の脚本も彼だったが、それら「夢と希望の理想郷」とは正反対の世界も完璧に仕上げることができる職人だ。

ヘレン・ミレンの孫(ラッセル・トベイ)は、イアン・マッケランに“陰謀の影”を感じるが…。

 最後は”ある意味で”この物語とはまったく関係のないシーンで終わる。しかし、ひとりたたずむだけで「まっとうに生きている人間」の悲しみや苦しみを伝えるヘレン・ミレンの表情は、どんなに数多くのセリフを用いても表現することができないほど饒舌なものだった。

 ※2020年2月7日(金)よりT・ジョイ博多ほかで全国ロードショー
 ※この映画の詳しい情報はこちらまで→http://wwws.warnerbros.co.jp/goodliar/

(c) 2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND BRON CREATIVE USA, CORP.