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KBCアナウンサーブログ富田 薫

劇団四季は『ライオンキング』もすごい!

2019年04月04日

富田 薫

(c)Disney 撮影:山之上雅信

 「劇団四季のオペラ座の怪人はすごいらしい」というキャッチコピーがあったが、キャナルシティ劇場の『ライオンキング』もかなりすごかった。

 昨年(2018)12月20日に20周年を迎え、日本での通算公演回数は1万1千回を超えるミュージカルの王様である。観劇したのは今回が初めてではないが、何回見てもそのスケール感には圧倒される。

 まず「人間が動物を演じる」という設定を思いついた舞台芸術家のジュリー・テイモアには脱帽するしかない。造形された動物の衣裳を身につけるだけでは単なる「着ぐるみでの演技」になってしまうので、俳優の衣裳や仮面、メイクはもちろん、人形であっても細部のデザインにはこだわりまくっている。

 その結果、主役のシンバの父であるムファサの表情は、仮面でありながら「喜怒哀楽」を増幅させる。そしてチーターは「サバンナの記録映画」で見たのと同じ絶妙な動きをし、ゾウは4人だけで操っているとは思えない存在感。キリンも1人でどうやってあの動きをするの?という感じ。

 これらには日本の「文楽」における人形浄瑠璃やインドネシアの伝統芸能の技法が使われ、アフリカのテイストをまとうことにより、高度な舞台芸術に昇華させている。

 そして、福岡の…というよりも博多の公演ならでは演出もある。未知の土地でシンバを救うイボイノシシのプンバァとミーアキャットのティモンが操るセリフが、博多弁なのだ。

 自分が観た日はプンバァが川辺将大さん、ティモンが江上健二さんだったが、いずれも「福岡吉本の芸人さんにあんな人いたかいな?」と思わせるほどの絶妙なやりとりだった。

 エルトン・ジョン(作曲)とティム・ライス(作詞)でおなじみの代表曲「サークル・オブ・ライフ」と同じ物語のテーマは、自分の人生や自分と家族との関係に重ねることができるので、そこに何とも言えない感動の源があるのだろう。

 ディズニーによる実写映画版の公開も8月9日(金)からに決まったが、スクリーンとは全く違う「生の迫力」は、親子どころか家族三代にわたっての鑑賞をお勧めしたい「ミュージカルキング」と言えるだろう。


 ※福岡・キャナルシティ劇場にて。チケットは2019年8月31日(土)の公演分まで発売中。
  お問合せは、劇団四季 予約センター(0120-489444)まで。