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KBCアナウンサーブログ富田 薫

映画館で大笑いしたあとには意外な「教育効果」も…。『シャザム!』

2019年04月16日

富田 薫

シャザム(オトナ)役のザッカリー・リーヴァイ(左)、友達役のジャック・ディラン・グレイザー(右)ともに上手い!!

 DCヒーローものなので、登場人物は多かれ少なかれ「訳アリ」で、悪役はかなり屈折した人格だが、最後の最後まで大笑いできる珍しい作品だ。

 なんといっても俳優陣の「キャラ立ち」が秀逸。まさに「見た目はオトナ、中身はコドモ」という主人公のコドモを演じるアッシャー・エンジェルは、幼い頃に親と離れ離れになって里親に育てられ、家出常習犯という設定。そこに絡むジャック・ディラン・グレイザーは、あるハンデを抱えたヒーローオタク。二人とも16歳とは思えない抜群の演技力だ。

 一方、オトナに変身した時のザッカリー・リーヴァイは、手に入れたスーパーパワーをコントロールできず、中身であるコドモの欲望のままに行動して抱腹絶倒の展開に…。アメリカでは約62億円を稼ぎ出して初登場ナンバーワンだったのもうなずける絶妙のコンビ、いや「トリオ漫才」状態なのである。同じように里親の家で暮らす仲間たちが物語終盤でさらに重要な役割を果たすが、これはまったく予想がつかなかった。

 「キングスマン」で典型的な善人を演じたマーク・ストロングが悪役に徹し、設定も展開もハチャメチャでギャグ満載なのに、アメリカが抱える「人種差別」「いじめ問題」「複雑な親子関係」「将来への不安」なども扱うところに、単なるバカ騒ぎではないセンスが光っている。

 まもなく時代は「平成」から「令和」へとバトンタッチし、10連休という超大型GWがやってくるが、そのお祝いムードにふさわしい「笑撃作品」だ。

※ワーナー・ブラザース映画の配給で4月19日(金)から全国ロードショー

(C)2019 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.