アサデス。KBC「毎週月～金 あさ6時～放送」

久留米市は、焼き鳥店の密集地日本一であり、豚骨ラーメン発祥地でもある福岡きってのグルメの街。そんな久留米で、行列が絶えないレストランがあるという。一体、どんなレストランなのか、何がお客の心をつかむのでしょうか。

訪れたのは、久留米市をはじめ10店舗を展開するハンバーグレストラン「ミスタージョージ」。アツアツ、ジューシーな「ジョージハンバーグ（840円）」が一番人気で、“久留米市民の誰もが知る”といわれるほど、地域に親しまれている人気店です。

そんな「ミスタージョージ」の店外に掲げられているのは「日本一のお子さまランチ」の大看板。お子さまランチか…と侮るなかれ！！「ミスタージョージ」のお子さまランチは、泣く子も笑う、ビックリメニューなのです。
何がビックリなのか―。それは店内の壁一面にあるオモチャ、そう！お子さまランチの「おまけ」です。70種類以上が並ぶオモチャには1000円以上のものも含まれ、「おまけ」と呼ぶには申し訳ないほど、高レベル！それがなんと、わずか600円の「お子さまランチ」についてくるというから、驚きです。

子どもたちは壁のおもちゃを見ながら、お子さまランチを完食し、嬉々としておもちゃを選び帰っていきます。いつもは「早く食べなさい！」と声を荒げてしまう親御さんも、ここなら早くおもちゃを手に取りたいと、自然と子どもたちも箸が進み、ニコニコできるかも。600円の対価とは思えないラインナップなので、何度訪れても子どもたちは喜んでくれるはずです。

「ミスタージョージ」が日本一と称されるのは、お子さまランチだけではありません。それは、お客さんからの注文後はじまります。
オーダーの掛け声が厨房に向けられてから、「お待たせしました」まで、なんと30秒足らず！そう、料理の提供までのスピードがメチャクチャ速いのです。取材中、最速10秒で料理が到着！驚くような早業、それも「ミスタージョージ」の人気に繋がっているのです。

「ミスタージョージ」社長 古賀譲二さん曰く、「下準備はもちろんですが、お客様が来る前から予測した数を焼き始めているから」、ハンバーグのソースは7種類ありますが、オーダーに即時対応し、ソースをかけるだけの時間で提供できるそう。
この「1秒でも早く」の工夫は、それだけではありません。取材中、店内を観察していると、しきりに店外を気にするスタッフ…。実は、駐車場に入ってくる車に何人乗っているかチェックし、事前に人数を厨房に伝えている？！そう、入店前から備えることで、ますます提供スピードがアップするという、秘密があったのです。

「オープン当時、行列ができてしまって、せっかく来店いただいても、仕事に間に合わなくなってしまうからと食べずに帰ってしまわれることもあり、とても申し訳なく、残念に感じていた」と話す古賀社長。その思いから生まれたのが、「儲けよりお客様の笑顔と喜びを」という「ミスタージョージ」ならではの“おもてなし”なのです。

子どもの頃からこの“おもてなし”に触れ、ずっと「ジョージのファン」で育つ地元の人々は、遠くで生活するようになっても、帰省時には必ず来店するといいます。そんな“ふるさとの味”ともいうべき「ミスタージョージ」のハンバーグ。日本一の“おもてなし”とともに、アツアツ、ジューシーで、口いっぱいに美味しい肉汁が溢れる美味しさ、ぜひ一度、味わってみてください。

※この記事は2019年の情報です（「アサデス。KBC」1月8日放送、リポーター：ボビー）。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。