富田薫のアサコレ！

　今日・明日の２日間は「地蔵盆」。特に関西地方で８月２３、２４日の地蔵菩薩の縁日を中心に行われます。

　発祥の地は京都で、町内ごとに地蔵尊の前に屋台を組んで花や餅などをお供えし、ゲームなどの遊び、福引きなどを楽しみますので主役はお子さんたち。そこで、少しタイミングはズレましたが、盆踊りの話題です。

　祖先の霊を慰める儀式から地域行事となった盆踊りの音楽は、三波春夫先生や都はるみさんが定番でしたが、最近はディスコやアニメの歌も取り入れられ“盆ダンス”なんて言葉も生まれています。

　来年の東京五オリンピック・パラリンピックに向けて「ダンス」にした方が外国人の方にも“和”の心を伝え易いというわけです。

　その“盆ダンス”の一環で盆踊りとディスコの融合イベント「BON DISCO」が東京・神田明神で開かれました。「盆踊りを世界へ！」をキャッチフレーズに人気グループTRFの「DJ KOO」さんが客をあおると「フォー！」という大歓声とともにクラブのような盛り上がりに。

　内容は「Y. M. C. A.」に福岡の炭坑節の振り付けを合わせ、８０年代のブロンディのヒット曲「コール・ミー」で岐阜の郡上おどりを披露といった具合で、まさに“盆ダンス”。

　日本盆踊り協会によりますと、かつては民謡で踊っていたものが、演歌や流行歌など耳なじみのある曲が好まれるようになって、東海地方では荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー」が定番になるなど地域ごとの特色が出ています。
　
　今年の夏は新たに、東京・中野の盆踊り大会に有名なアニメソングが登場。関係者は「世界にファンがいるアニメソングと同じく、盆踊りは日本文化の象徴。国を超えて人をつなげられれば」とのことで、来年はあるかもですぞ、オリンピック閉会式で「エヴァンゲリオン」！

　Ｍ「残酷な天使のテーゼ　MATSURI SPIRIT」高橋洋子

　いやいやいや～「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌。ジャケットにはこのバージョンで踊るための真面目な“盆ダンス”の振付写真が載っていました。