なんと「アレ」が最高速度490キロを達成! ~マッハ GO GO GO~
2019年09月11日
[アサコレ!コラム]
またまた最高速度を更新したというニュースです。それは、なんと時速490キロ!
山陽新幹線の最高時速は300キロなので、そこまで急にはスピードアップできないし、わかった!リニアモーターカーだっ!と思って調べてみると、山梨リニア実験線で4年前(2015年)に時速603キロを記録してギネス認定されているからこれも違う。
正解は、カーグラフィックTVでおなじみのフランスの自動車メーカー「ブガッティ(・オトモビル)」が製造した、地上を走る自動車の最高速度。改めて申し上げますが時速490キロです。
3,2億円を超える「シロン(時速420キロ)」という車両のエンジンや空気抵抗、トランスミッションなどを改良した試作車ですが、あくまでも量産が可能な自動車。そりゃ、とにかく1台だけチョー早いヤツを作れば良いとなれば何でもありになっちゃいますからね。
現在ブガッティはフォルクスワーゲンの子会社なので、記録を達成したのはドイツ国内のテストコース(エーラ=レッシエン)。
その様子はネット上で動画が公開されており、画面右から左へ走っていくときのカメラのパンはプロカメラマンでも最後は追いつけないような動き。
およそ8キロの直線距離で時速490キロを達成する瞬間は、頭上のドローンよりも速いので車載カメラだけがたよりですが、まさに感動もの。プロペラ機のYS11よりも速く地上走行をしています。
この超高速走行を達成できたのは、タイヤメーカー・ミュシュラン製の強化スチールベルト入り特殊タイヤがあったからこそで、実験では時速511キロまで走行OKとのこと。ただ、買ったはいいけど、どこで走らせるんですかこの車?という素朴な疑問がわいてきて…。
M「マッハ GO GO GO」THE COLLECTORS
ちなみに、これまでの自動車の最高速度は、スウェーデンの「カーネグセグ・アテーラRS」で時速457キロ(2017年)。
ドイツには制限速度のない高速道路「アウトバーン」がありますが、路面の荒れが激しいことや混雑が激しいことなどから、時速300キロを超える超高速走行は事実上難しくなっているとのことでした。