富田薫のアサコレ！

　コロナ騒動で「ビールでも軽く１杯飲んで帰ろう」なんてなかなか言えない中、またまた新しい商品が登場です。

　それは、お店で飲む生ビールを鮮度を保ったまま配送やテイクアウトできる「ペットボトル入り生ビール」なんです。といっても、単に「ペットボトルに生ビールを入れたもの」ではありません。気が抜けちゃいますからね。

　品質を劣化させないように特別なコーティングを施したペットボトルの中に炭酸を充満させてからビールを入れる仕組み。ロシアから輸入した専用の機械で充塡します。

　取材した朝日新聞の記者が、自宅でグラスにそそいでもお店と変わらない白い泡だし、お店の生ビールとペットボトル生ビールを飲み比べたても味は同じ。

　持ち帰ったものを約１週間後にグラスに注いでも白い泡はそのままで、さらに約２週間保存ができるそうです。

　こんな商品が登場したのは、救済措置として「期限付き酒類小売業免許」が飲食店に許可されたからですが、扱っているのは、海外の食品や酒類の輸出入などを手がける「グリーンエージェント（本社・埼玉県上尾市）」という会社。
　
　ただ、コロナ禍になったから始めたわけではなく、２年前にロシアやアメリカでビールのテイクアウトが流行していることを知って導入準備を進め、偶然このタイミングになったとのこと。

　アマゾンや楽天で販売したところ１カ月で約6500本を売り上げたのは、500ml１本あたり税別850円という値段設定が成功したようです。

　この会社の担当者の方は「新型コロナで多くのことがリセットされ、生ビールはお店でしか飲めないというイメージも変ったのでしょう」とのことでした。

　Ｍ『ビール・オア・ダイ』怒髪天

　そんなヤケになって歌わなくてもですよね～。いくら便利になったからといって飲みすぎにはご注意ですぞ！

　※このコーナーは、日々報じられる数多くのニュースの中からピックアップした話題を再構成しています。