1台22億円!? プレイバックpart2
2019年05月16日
[アサコレ!コラム]
5月は自動車税の月。31日が支払期限ですので気になっている方も多いと思いますが、そんな中でとんでもない金額の車の話題です。
今から80年前、1939~40年ですから日本では戦前の昭和14~15年にドイツで製造された「最も古いポルシェ」が、アメリカのサザビーズで競売にかけられることになりました。
なんとその落札価格は2千万ドル、約22億円を超えると予想されています。もちろん1台のお値段ですよ。
ポルシェの名前が車体に記された最も古いモデルとされ、3台だけ製造された「タイプ64」のうち現存するのはこの1台だけ。
当然いわく因縁がありまして、80年前のヨーロッパでベルリン・ローマ間の自動車レースが行われることになった。当時のドイツはナチスの政権下で、自動車産業の水準を誇示するために国営企業だったフォルクスワーゲンの車体をベースに造られましたが、第2次大戦によってレースはまぼろしとなってしまった。
落札予想金額22億円以上とされるこのポルシェのボディーはアルミ製で、航空機製造の技術も使われている。空気抵抗を減らす流線形のデザインは、逆にSF映画に出てきそうな未来の乗り物的イメージです。
それにしても80年間、きれいに置いておくだけでもたいへんなのに、きちんと動くっていうのが驚きで、部品などの維持からオイルなどエンジン内部のことまで、気が遠くなるような管理が必要だったはず。
22億円で買ったポルシェのミラーこすられたらどうしようってことで、公道を走るのはビビリまくりですよね~。
M「プレイバックpart2」三浦祐太朗
はいっ、山口百恵さんの大ヒット曲を歌っているのは息子さんの三浦祐太朗さん。元の歌詞のポルシェは「真っ赤」ですが、今回競売にかけられる車は「シルバー」でした。