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アサコレ!コラム

今日から「白い巨塔」は5夜連続放送! ~たそがれの都会(まち)~

2019年05月22日

[アサコレ!コラム]

 KBCテレビをご覧の方は、ドラマ「白い巨塔」のPRが目立つとお思いでしょうが、いよいよ今日5月22日(水)から令和元年版「白い巨塔」の放送がスタートします。

 なんと26日の日曜日まで5夜連続の放送で、いずれも午後9時から、合計で8時間32分の超大作です。

 山崎豊子さんが手掛けた原作は、1963(昭和38)~65(昭和40)にかけて「サンデー毎日」に連載され完結を見たものの、反響のすごさに1967(昭和42)年7月からおよそ1年間にわたり続編が登場しました。

 あの巨匠・山崎豊子をして「小説的生命より、(反響という)社会的責任を優先させたことは、作家になってはじめての苦悩であった」とまで語るほどの作品だったんです。

 はじめて映像をご覧になる方にひとつだけ申し上げておくと、主人公は、岡田准一さん演じる大学医学部准教授で腹腔鏡手術のスペシャリスト・財前五郎。天才医師である彼は、一方で権力欲旺盛なギトギトの人物。そこに大学医学部の学部長選挙をめぐって暗闘が始まる…という展開。

 50年以上も前の作品なのにいまだに話題作として登場する理由は、大きいか小さいかの差はあれど、財前五郎はどの会社にも、いやあなたの周りにもひとりはいるからでしょう。

 これまで映像作品として作られたものは6本。大映映画による1作目で財前を演じたのは田宮二郎。2回目は当時のNETで佐藤慶、3回目はフジテレビで再び田宮二郎、4回目もテレビ朝日で村上弘明、5回目フジテレビで唐沢寿明、そして今回、岡田准一。

 それに絡む寺尾聰・松山ケンイチ・椎名桔平・松重豊・岸部一徳・満島真之介といった豪華俳優陣の演技の闘いも見どころですが、昭和30年代までに生まれた世代にとっては、何といっても田宮二郎の迫真の演技。医学部長選挙の闘い同様、昭和のイメージが残る田宮二郎対令和の岡田准一の演技対決も日曜日まで続くのであります!

 M「たそがれの都会(まち)」田宮二郎

  いや~1978(昭和53)年に放送されたフジテレビ版「白い巨塔」で財前を演じた田宮二郎さんの歌声です。

 今回のテレビ朝日版でも「これより第一外科財前教授による総回診を行います!」という院内アナウンスが登場しますのでご期待ください!

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