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毎週土曜 午前10:00~

放送内容

口臭

2019年12月14日

[過去の放送内容]

今回、口臭についてお話を伺ったのは、九州大学大学院 歯学研究院 口腔予防医学分野 准教授の竹下 徹(たけした とおる)先生です。

■口臭とは

口臭は臭いの強い食べ物やたばこなどが原因でも起きますが、それらで起こる口臭は一時的なものです。
「口臭症」と呼ばれる病的なものは常に強い口臭が出ていて、その原因は多くの場合、口の中に問題があります。


■口臭の2大原因

口の中の問題で起こる口臭には大きく2つの原因があります。
ひとつは歯周病です。歯周病になると歯と歯茎の間に溝ができて、そこに嫌気性菌と呼ばれる菌が増えます。
嫌気性菌は卵や野菜が腐ったような臭いのガスを発生させ、口臭を強くすることが知られています。

もうひとつの大きな原因は舌苔です。
舌の表面には多くの溝がありますが、この溝に細菌や古くなった口の中の粘膜、食べ物のカス等が溜まり続けると舌苔ができます。
舌苔は舌の構造などによって付きやすい人とそうでない人がいます。歯周病より口臭との関連が強いということが報告されています。


■歯周病と舌苔の共通点

歯周病や舌苔がある人は唾液が出にくいというケースが比較的よくあります。唾液は食べカスや菌を洗い流すほか、抗菌成分も含まれています。
唾液が少ないと口が乾きやすくなり、菌が口の中に溜まってしまうことで口臭の発生・悪化につながることがあります。


■唾液を増やすには?

唾液を増やすのはなかなか難しいですが、唾液が出にくくて口の臭いが気になる人は頻繁にガムを噛んだり、
水を飲んだりすると口の中に唾液が出て口臭の予防になるので緊張した時など試してみてはいかがでしょうか。

過去の放送内容