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「ヴィンテージのみらい」(佐賀県三養基郡基山町)

放送内容

2024年09月22日

オーダーメイド専門の洋服店「841(ハチヨンイチ)」で服飾デザイナーとして活動している梁井鉄平さん。
21歳まで東京で暮らしていたが、祖父母の故郷である佐賀県三養基郡基山町に移住。
その後、築150年の古民家を工房兼ショップとしてリニューアル。
今では県内外のファッション関係者から支持を集めている新進気鋭のデザイナーだ。

梁井さんの目指すところは「オーダーメイドの普及」。
高級品と思われているオーダーメイドの洋服だが、採寸から生地、縫い糸の色まで指定することが出来て、体形が変わることがなければ、10年もしくはそれ以上の期間を通して愛着することが可能だという。
何よりも自分の体形に合わせた一着なので、着心地が良い。
着心地が良いということは、ストレスなく生活できることに結びつく。

撮影日に手掛けていたのは「1920年代に作られたフランスのワークコート」を再現したもの。
梁井さんが学生時代に一目ぼれして購入したレアものだ。実際にネットや古着屋をめぐって同じものを探したそうだが、同じものを見つけることは出来なかったという。
ならば自分のためにと思い、自分用に「ワークコート」を再現する形で「オーダーメイド」に取りかかった。
再現までに10年かかったそうだが、100年前の服を100年後に繋げることが出来るかもしれないという喜びは、職人だからこそなのだろう。

そんな梁井さんが未来に残したい風景は「自分のルーツでもある基山町の風景」だ。
幼少期に夏休みなどで東京から基山町に遊びに来るたびに、基山町の圧倒的な自然に魅了されたそうだ。
特に雄大な山「基山(きざん)」は心に残っていたそうで、今では梁井さんのブランドのロゴにもなっている。
東京で学んだ経験を、基山町で生かし洋服を作る。
若手デザイナーがどのようなストーリーを未来に描いていくのか楽しみでならない。

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841(はちよんいち)

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