ロープの代わりに「かずら」 災害時に役立つ「目から鱗」のアウトドア防災術
発信!GT-R
2026年06月09日

自然の恵みで生き抜く筑後市の防災キャンプ
【KBCラジオ『ヒルマニ』の発信GTRのコーナーでは、毎週火曜日、KBC防災ネットワーク主幹・太田祐輔解説委員とKBC加藤恭子アナウンサーが、地域リポーターの皆さんに街の話題を伝えてもらっています。】
今回は、筑後市の地域リポーター・渡邊喜美さんが登場。
所属する「筑後 手をつなごう 絆の会」が初めて行ったという、野外での防災活動について語ってくれました。
自然の中にあるものを活用した驚きのテクニックが満載です。
■ロープの代わりに「かずら」!元自衛官に学ぶ、筑後市の野外防災術
今回登場したのは、筑後市で活動する「筑後 手をつなごう 絆の会」の渡邊喜美さん。
この会は、地域の結びつきを防災に活かすため、校区の安全安心部会や防災委員など、様々な活動を行っています。
そんな「絆の会」が今回、初めての野外活動として、筑後市の広域公園内にあるバーベキュー広場で防災キャンプを実施。
会のメンバーで元自衛官だという方から、サバイバル術を教わったそうです。
渡邊さん:「まず、テントで屋根を作ります。その作る前に、風向きとか風通しのいい高台とか、水はけのいい高台を考えて場所を決めます」
驚くべきは、その作り方。
ブルーシートを屋根に、木の枝を支柱にするところまでは想像できますが、固定に使うのはロープではありません。
渡邊さん:「支柱とシートの固定のために、ロープの代わりに『かずら』を使いました。杭ではなく、カタカナの『レ』の字の小枝を使って固定したんです」
加藤:「え、枝を探してきて?」
太田:「すごいですね!」
渡邊さん:「そうなんです。本当に野外ならではのことでした。私も初めての参加で、正直キャンプとかしたことなかったので、全く分からない状態での参加でした」
自然にあるものを巧みに利用する知恵に、スタジオの二人も感心しきりでした。
■非常食は「じゃがりこ」でポテサラ!災害時の“工夫”を学ぶ
この日も、カセットコンロと土鍋でご飯を炊き、お好み焼きなどを作ったそうですが、中でもユニークだったのが「じゃがりこ」を使った一品でした。
渡邊さん:「スナックのじゃがりこでポテトサラダを作りました」
太田・加藤:「えー!?」
加藤:「なんか面白そう!」
渡邊さん:「お湯を入れて混ぜるような形ですね。ソーセージとかを入れて。結構おいしいんですよ。『ええ、こうして食べれるんだ』っていうような感じで」
加藤:「私も今聞きながら、あ、そういう食べ方があるんだと思って。やってみたいです」
この日のじゃがりこは「のり味」だったそうで、普段のポテトサラダとは少し違う風味になったとのこと。
こうした体験を通して、渡邊さんは多くのことを学んだと話します。
渡邊さん:「当たり前なんですけれども、室内とは全く違うということですね。カセットコンロも、野外だと風が当たるので、周りに風よけをしないと火が飛んでしまう。もう本当に野外活動は初めてで、至るところに“工夫する”ことを学びました。目から鱗でした」
今回の体験を活かし、今後は子どもたちや高齢者にもこの知識を広げていきたいと語る渡邊さん。
実践から生まれる知恵が、地域の防災力をさらに高めていくことになりそうです。

