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歌うママ防災士が語る「もしもに備えるいつも」とは

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2019年08月07日

いのちを守る防災ラジオ、KBC防災解説委員の太田祐輔です。
百市なるみです。
毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。

今日のテーマは『歌うママ防災士が語る「もしもに備えるいつも」とは』です。
宮城県生まれで熊本県在住の柳原志保さんは、2児のお母さんです。
今、歌うママ防災士というキャッチフレーズで九州を中心に全国各地で防災講演活動をおこなっています。
先週に引き続き柳原志保さんに話を聞きました。

Q柳原さんがいつも講演会で話していることに「もしもに備えるいつも」というのがあります。これはどういう考え方でしょうか?

「いつもの暮らしの中にもしもの時に役にたつ入り口があるよ。」という考え方です。普段が大事だという考え方ですね。「いつも緊張して臨もう」ということではありません。実は普段の暮らしの中に、ちょっとした気付きとか、ちょっとした習慣で、これが災害時に役に立つ入り口があるという考えです。

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Q具体的にはどういう入り口があるのでしょうか?

例えば命をまもるということに関しても、普段の暮らしの中で気付くことはあります。「ちょっとこのブロック塀は地震の時に危険だな」とか「災害時に役立つ公衆電話やAEDはこんなところにあるんだ」とかですね。ホテルに泊まりに行ったときにパッと非常口が目に入ってくるかというのもそうですよね。
東日本大震災の時に公衆電話がとても役立ちました。今携帯電話の時代なので、公衆電話があっても使わないから、あってもなかなか気付かないじゃないですか。いろんな危険なものとか、役に立つものに気付ける目を持つことが大事なのです。

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Qほかには普段からできるものってありますか?

ローリングストック法といって、普段食べているもの買っているものを少し多めに購入しておいて、消費しながら回していくという方法があります。
これは女性が得意かもしれませんね。スーパーマーケットで安い時に買いだめして、普段は賞味期限の近いものから食べていくという考えです。ごはんとかパスタの麺とか多めに炊いたり、ゆでたりして小分けにしておき、普段は電子レンジでチン、いざというときは自然解凍で食べようということです。実際にやっている人いますよね。

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Q日常的に備蓄していくという考え方ですね。その時にこういうものを入れておくとよりいいですよとかありますか?

私は好きなものを、ぜひ入れてほしいと思います。
被災した時って、心がとっても不安になります。被災した時に、自分の好きなものを食べると心がホッとします。例えば、私は「すっぱムーチョ」が大好物です。熊本地震で不安な時に、それを食べたら、なにか日常にもどれたような気になって、元気がわきました。コーヒー飲む人はコーヒーとかいれるようにしてください。好きなものはなかなか避難所で支給されませんから、ぜひ自分で持って行ってほしいなと思います。

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Q男性的な観点でいうと、災害時は「カロリーとれればいいや」ってことにもなりかねない感じもします。そうじゃないプラスアルファがあると違いますよね。また防災って完璧を目指すと続かないという考えもありますよね

そうですね。自分ができることを一歩ずつやって、続けていくことが大事かなと、欲張りすぎちゃうと途中でやめちゃう。自分ができる範囲のことを細々とやっていくことが大切かなと思います。

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<スタジオ>
百市さん感想

ローリングストック法という言葉を初めて聞ききました。備蓄について、私が家でやっていることって、乾パンとかカロリー食品とか、いわいるカロリーをとるためのものだけでした。
だけど、好きなものを入れたら心がほっとするって聞いて、「そうか。もっといろいろいれていいって」って。なんか備えることに前向きになれます。

☆柳原さんの講座や防災術はホームページ「しほの部屋」を検索ください。

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今日の防災ラジオテーマは
『歌うママ防災士が語る「もしもに備えるいつも」とは』でした。

それでは太田さん。きょうのポイントをお願いします。

●今日のポイント

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