いのちを守る防災ラジオ、KBC防災解説委員の太田祐輔です。
百市なるみです。
毎週この時間は、あなたの命をまもる防災について考えていきます。
今日のテーマは『恋活で防災！　いったいどういうこと？』です

「歌うママ防災士」というキャッチフレーズで九州各地での防災講演や、イベントを企画している熊本県和水町（なごみまち）在住の柳原志保さんに話を聞きました。

実際に東日本大震災の被害を受けたときに、私自身がひとり親で、パートナーがいなかったのですが、すごく不安でした。
やっぱり「不安な時にパートナーがいるというのは良いなぁ、家族って素敵だなぁ」というのを、おそらく被災した方々は感じたと思います。
恋活、婚活というのは、実は防災とつながっていますので、恋活のイベントに防災を入れるとどうなるのかなと思い、コラボして企画しました。

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Ｑイベントの中では、防災の取り組みを男女で協力して行ったりするんでしょうか？

例えば、炊き出しを一緒にやってもらいます。
それに、参加する人数分の配食を自分たちで考えてやってもらう。
通常の恋活だと相手の学歴や外見など表面的な条件で判断してしまいがちですが、目に見えない内面的な部分とかをより見ることができる。命を守れる男性ってカッコいいじゃないですか！つまり家族を守れるわけです。
また、イベントの中で急に緊急地震速報を流したりします。そんなときにパッと動けるか？そうすると、あの人なんか動きが速かった。素敵だな、たくましいなって。表面的な部分ではわからない、いざという時の行動でわかる。いろんな要素を入れることで恋活の成果にもつなげられたりするんです。
さらに防災って、どうしても避難訓練とか実施しても、年上の方たち中心になってしまうので。独新世代・若い世代の方々が防災に興味を持ってもらうきっかけにもなります。

このイベント、過去に３，４回実施しました。一番最初のイベントに参加された１組のカップルが結婚しました。また、実際に熊本地震の時に役に立ったという方もいます。避難所に訪れた際、避難訓練でやったこと、例えば食事の配膳の訓練が役に立ったそう。
パートナー探しとしても成果が出ましたし、実際災害時にも役に立ちました。

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Q防災っていろんなアプローチがありますね？

そうです。例えば地域づくりにしても、防災につながりますし、高齢者の健康づくりにしても、防災につながります。
あとは人権問題、男女共同参画にしても、それぞれがもっているライフワークが実は防災につながって、お互い相乗効果が生まれるのです。
ですので、防災の入り口は無限大だと思います！

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＜スタジオ＞
百市さん感想

防災の取り組みを男女が共同作業でするっていうのは驚きました。
いろんなアプローチの仕方がありますね。


☆柳原さんの講座や恋活イベントについてはホームページ
「しほの部屋」を検索ください。

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今日の防災ラジオテーマは
『恋活で防災！　いったいどういうこと？』でした。
それでは太田さん。きょうのポイントをお願いします。