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日本赤十字社の平時の活動について 前編

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2021年10月20日

「KBCラジオ みんなで防災!」KBC解説委員の太田祐輔です。 百市なるみです。
毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。
今月10月は日本赤十字社福岡県支部の活動についてお送りします。

3回目の今日は日本赤十字社の平時の活動について 前編です

日本赤十字社福岡県支部の事業課 石内 中敏(いしうち あとむ)さんにお話しを聞きました

(太田)災害時に様々な形で被災地支援を行う日本赤十字社は、災害の発生していない「平時」も様々な防災活動を行っています。
今日は赤十字防災セミナーについて話を伺います。どういった内容のセミナーなのでしょうか?

(石内)日本赤十字社の防災セミナーは、災害が発生したときに予想される被害や救助活動、避難生活などの課題を具体的にイメージしながら、いのちを守るさまざまな方法を学ぶことができ、受講される方々に合わせた講義を行っています。

(太田)どういったカリキュラムが用意されているのでしょうか

(石内)日本赤十字社が行っている防災セミナーには次の3つがあります。

① 災害への備え
地震・大雨災害などの自然災害、感染症などの被害からいのちを守り、その後の暮らしをつなぐために、平時の備え、自助・共助の重要性について講義形式で説明します。時間は約30分~60分程度です。

② 災害エスノグラフィー
大規模災害時の被災者の経験談を再編集した1つの読みものを通して、過去の災害を追体験することで、被災の具体的なイメージや直面した課題などを理解していくというものです。こちらは、GW形式で所要時間は90分~120分程度となっております。

③ 災害図上訓練(DIG)
自分が住んでいる地域の危険性や防災資源を把握し、災害発生時に自宅やその周辺地域でなにが起こるか、いかに減災させるかなどを実際の地図等を使用し、グループワークを行うことで、防災意識を高めていくというものです。こちらも90分~120分程で行います。
これらのカリキュラムは、地震、津波、大雨・土砂災害編とあり、地域の特徴、受講者の方々のニーズに合わせて、カリキュラムを複数組み合わせて実施することが可能です。今年8月の大雨災害をはじめ、近年では大雨災害が毎年のように起こっています。短縮版等もご用意しておりますので、その時の備えとしてぜひ一度ご受講していただきたいと思います。

(太田)対象者に合わせて講義内容を組み合わせるということですが、どういった人たちがこの講習を受けているのでしょうか

(石内)町内会・自治会から小学校区程度までの範囲で、原則として地域住民の方を対象としており、実施会場につきましては、地域のコミュニティーセンターや公民館、小学校の体育館などで実施しています。
受講者には、「災害への備え」の小冊子を無償で配布しており、受講者の方々が各ご家庭や地域のコミュニティに持ち帰って、災害について考えるきっかけとなり、防災の和が広がると良いと考えております。

(太田)去年、今年とコロナ禍で、様々な活動が制限を受けていると思いますが、赤十字防災セミナーについてはいかがでしょうか。

(石内)集合形式が原則ということもあり、申込後にやむを得ず中止すると連絡をいただくこともありました。但し、コロナ禍でも感染対策に十分留意したうえでの開催も可能となっておりますし、現在講義形式の「災害への備え」についてはオンラインで実施できます。
現在、日本赤十字社本社のホームぺージには防災・減災に関する特設サイトを設けております。詳しくはホームページをご確認ください。

(百市)こういった学びの場があること、知りませんでした。カリキュラムに参加することで、災害を他人事ではなく、自分のこととしてとらえられるようになりますよね。
夫婦で参加してみたくなりました。
今日のテーマは「日本赤十字社福岡県支部の平時の活動について 前編」でした。

(太田)自分たちの地域でもぜひ実施したいと思われた方は、日本赤十字社に問い合わせてみて下さい

(百市)このような日本赤十字社の活動は、みなさんからの寄付によって成り立っています。
寄付の方法など詳しくは、日本赤十字社福岡県支部(https://www.jrc.or.jp/chapter/fukuoka/)のホームページをご覧ください。

↓↓↓日本赤十字社福岡県支部ホームページ↓↓↓

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