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来年春から自転車交通違反に「青切符」何が対象?【ぎゅっと】(2025年6月13日OA)

ぎゅっと

2025年06月13日

福岡県内の事故件数は年間2,875件

福岡県内では昨年、自転車に関係する交通事故が2,875件発生しました。特に福岡市中心部では自転車通勤・通学の利用が多く、歩行者や車両との接触リスクが増しています。
こうした背景から、来年4月から自転車の交通違反に対して「青切符」が導入されることになりました。反則金を支払えば刑事罰を免れる仕組みで、車やバイクと同様の対応が求められることになります。

違反と反則金の具体例

歩道通行についても、標識がない歩道では運転者が13歳未満、70歳以上、またはやむを得ない事情がない限り通行できず、違反とされた場合は6,000円の反則金が科されます。

歩道通行への市民の本音と混乱

歩道を通る自転車について、市民の意見は分かれています。
「後ろに子どもを乗せている分、自転車の幅がある。車道に出るのは本当に怖い」
「自転車が歩道をギリギリで走ってくると、正直怖い。でも自転車の絵が描かれているから、そこを走っていいと思っていた」
「小さな子どもを前や後ろに乗せている時は、少しぐらい融通を利かせてほしい。危ないときぐらいは歩道も走らせてほしい」などと要望しています。
一方で、自転車に対して危険を感じている人もいて、「ベビーカーで歩いていると、自転車とすれ違うのが怖い。歩道を走るならもっとゆっくりにしてほしい」などと意見は様々です。

インフラ整備は24%どまり 計画進まず

現在、福岡市では自転車通行空間の整備を進めていますが、進捗は遅れています。整備対象の634kmのうち、整備が完了しているのは152kmにとどまり、全体の24%に過ぎません。
福岡市自転車課の吉岡麻子さんは「中央分離帯を削る必要があったり、排水溝の構造を変更しないといけなかったりと、物理的な制約が多く、なかなか整備が進まないのが実情です」と述べています。

天神・国体道路のように白線のない共用道路では、自動車と自転車の境界があいまいで、利用者からは「本当にここを通っていいのか不安になる」との声もあがっています。
自転車の歩道通行には一部例外もありますが車とは違い、自転車には運転免許や教習制度がありません。そのため、利用者が自らルールを把握し、安全に走行する意識が求められます。

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