「農家50年で初めて」オオムギ不作で佐賀県江北町が要望書提出
佐賀|
09/24 16:17
ことし春の日照り不足などの影響で、麦が「近年類を見ない不作」になったとして、佐賀県の江北町では、町長が関係組合に支援を求める要望書を提出しました。
24日、江北町の山田恭輔町長が、佐賀県の農業共済組合や「JAさが」を訪れ、要望書を提出しました。
江北町によりますと、ことし春の日照り不足などの影響で、大麦の代表的な品種の精麦量の半分近くが、「規格外」になっているといいます。
本来、農業共済では、自然災害などにより収穫量が減った農家には共済金が支給されますが、「規格外」の麦も収穫量に換算されるため、共済金が十分な支給額に満たないといいます。
山田町長は「農業を取り巻く制度や環境について、町としても声を上げていく」と話しました。