アメリカを訪問中のウクライナのゼレンスキー大統領がトランプ前大統領と会談し、政権交代に備えてアメリカからの軍事支援継続に理解を求めました。
　ニューヨーク中心部にあるトランプタワーを訪れたゼレンスキー氏は、今後の支援の具体案などを盛り込んだ「勝利計画」をトランプ氏に説明し、アメリカによる支援が不可欠だとして理解を求めました。
　対するトランプ氏は大統領選に勝利すれば来年1月の就任を待たずしてウクライナ侵攻の終結に取り組む意欲を示しました。
　会談後には双方がSNSで前向きな協議だったと振り返っています。
　ゼレンスキー氏にとっては11月のアメリカ大統領選でトランプ氏が勝利する場合に備えて関係性を築いておきたい考えですが、トランプ氏が支援の継続に懐疑的であることや終結までの具体的な道筋が示されないことに焦りもにじんでいます。