韓国では今週半ばから大雨が続き、これまでに4人が死亡するなど全国で被害が相次いでいます。
　韓国では16日から中部や首都圏を中心に大雨が続いています。
　16日にはソウル近郊の京畿（キョンギ）道烏山（オサン）で道路の擁壁が崩れ、巻き込まれた車の運転手1人が死亡しました。
　また中部の忠清（チュンチョン）南道では高齢男性3人が死亡し、それぞれ水没した車の中や浸水した住宅地下などで見つかっています。
　このほか2人が行方不明となっていて、捜索が続いています。
　ソウル近郊などでは19日夜から再び大雨が予想されていて、気象庁が警戒を呼びかけています。
　一方、韓国環境省は北朝鮮が、韓国に流れ込む臨津江（イムジンガン）の上流にあるダムで通告なく放流を行っていると発表しました。
　韓国側でも水位上昇が予想されるため監視を強化しているということです。