自民党「石破おろし」本格化へ 解党的出直し求める声
政治|
07/21 01:43
自民党では解党的出直しを求める声が上がっています。今後、「石破おろし」に向けた動きが本格化するとみられます。自民党本部から報告です。
(政治部・小池直子記者報告)
石破総理が続投の意向を示すなか、森山幹事長も自らの進退について「総裁と相談するということが筋だ」と明言を避けました。
ただ、退陣に向けた包囲網は敷かれつつあります。
自民党内からは、石破総理に対して「何が何でも辞めさせるべきだ。この状況では外交もできない」などと退陣を求める声が表立って聞こえています。
党の最高顧問を務める麻生氏は「石破総理の続投は許されない」と周囲に話していて、衆議院選挙、都議会議員選挙に続いて、今回の参議院選挙と、議席を大幅に減らした責任を問う考えです。
また、石破総理と距離を置く非主流派のベテラン議員は、石破総理から役職を提示されても応じないよう呼び掛けるなど石破総理を退陣に追い込む構えをみせています。
所属議員の3分の1以上の要求があれば両院議員総会を開いて退陣を求めることができるため、水面下では開催を求める動きが始まっています。