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九州3県に大雨特別警報…今後は?専門家解説

社会

07/06 23:30

気象庁は6日午後4時半、長崎県、佐賀県、福岡県に大雨特別警報を発表しました。5段階の警戒レベルのなかで最も高い『5』に相当し、土砂崩れや浸水による災害が、すでに発生している可能性が高い状況を示します。気象庁は、午後5時半から緊急会見を開きました。
 気象庁・中本能久予報課長:「指定された避難場所に向かうことにこだわらず、川や崖から少しでも離れた頑丈な建物の上の階などに避難する判断をしてください。普段、災害が起きないと思われている場所でも、最大級の警戒が必要」 数十年に一度の、これまでに経験したことのないような大雨となった時に発表される特別警報ですが、福岡県では4年連続、佐賀県と長崎県では3年連続、発表されています。“数十年に一度”のはずのことが毎年のように起きています。 6日正午からの雨雲の様子を見ると、大雨特別警報が出された3つの県のあたりに雨雲が長時間かかっていて、発達した積乱雲が連なる“線状降水帯”が発生していました。
 気象庁・中本能久予報課長:「南から湿った空気が入ってくるので、線状降水帯が形成されると短時間で大きく局地的に降ってしまう。これだけ前線が停滞して、前線活動が活発なのが長く続くことはなかった。今まであまり経験がない」 さらに、気象庁は、これがいつまで続くか見えない状況だといいます。
 気象庁・中本能久予報課長:「現状では、どんどん積乱雲が発達して、流れ込んでくる状況で、今のところピークがどこなのか、終わりが見えていないという状況になっている。あすの朝においても前線の位置はほぼ変わっていない。この状況は続くとみている」 コロナ禍の災害特有の問題も起きています。市内全域に避難指示が出された長崎県大村市の避難所で、定員オーバーになったところがあるといいます。
 大村市竹松出張所・吉澤政治さん:「コロナの関係で、スペースを2メートル空けないといけないというところで、当初は44名が限度だったが、それを2階のロビーや1階のロビーにも入ってもらい、50名ギリギリが今の現状。これ以上となると無理」 梅雨前線は8日にかけて、九州から本州付近に停滞。西日本を中心に災害が起きる恐れがある危険な降り方になる見込みです。気象庁は、大雨特別警報が今後、熊本県と大分県にも出される可能性があるとして、注意を呼び掛けています。 ※気象予報士・喜田勝さんの解説です。 『大雨特別警報』の出ている福岡・長崎・佐賀の3県について、午後10時現在、いったんはピークが過ぎたとみられます。昼間は線状降水帯が3県あたりに停滞していましたが、この時間、少し南下し、雨雲も弱まっている形です。ただ、熊本県から大分県には活発な雨雲があり、強い雨を降らせています。 土の中の水分量を見てみますと、『大雨特別警報』の出ている福岡・長崎・佐賀の3県、そして、今、活発な雨雲がかかっている熊本県から大分県は、非常に水分量が多い状態で、いつ土砂災害が発生してもおかしくない状況です。大きな災害があった球磨川流域周辺、鹿児島県あたりも危険な状態が続いています。この4日間ですでに800ミリ以上の雨が降ったところもあり、とてつもない量だといえます。
 
  河川については、球磨川は5段階の警戒レベルのなかで、レベル3相当の『氾濫警戒情報』が今も出ています。今後、注意が必要なのが菊池川、山国川、筑後川。6日午後9時20分にレベル4相当の『氾濫危険情報』となりました。これは、災害がいつ発生してもおかしくないような状況になってきているということになります。地元の自治体の情報を確認して行動してください。夜ですから、出来ることといえば垂直避難。2階でお休みになるということも大切です。 今後の雨の予想ですが、九州北部の活発な雨雲は、7日朝にかけて中国地方に進んでいきます。中国地方で強い雨が降りそうです。7日午前9時、九州の西に連なる雲が発達して、再び線状降水帯が発生する恐れがあります。今は熊本県の北部あたりで、強い雨を予想しています。ただ、雲が南北に動く可能性もあるので、警戒してください。昼の時間帯は、東北地方まで広い範囲で雷を伴った強い雨が降る所がありそうです。夜にかけては、九州にかかっていた線状降水帯がいったん弱まりますが、夜遅く再び、低気圧が発生し、雨を降らせます。8日朝にかけて、激しい降りになる恐れがあり、警戒が緩められない状況が続きそうです。

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