中国メディアが2023年の「10大流行語」を発表しました。中国経済が不安視されるなか、「節約旅行」を表す言葉もランクインしています。
　上海の政府系メディアは4日、独自に集計した2023年の10大流行語を発表しました。
　アフターコロナになって移動の制限が解除されたものの消費の回復は進まず、最小限の時間と費用で特殊部隊のように多くの観光地を巡ることを示す「特殊部隊式旅行」がランクインしました。
　不動産不況など中国経済が不安視されるなか、明るい話題として村おこしの一環として始まりSNSで火が付いた「村超」という言葉もランクインしました。
　村超は中国南部にある貴州省の村で村人が選手として出場する“村サッカー”で、プレーだけでなくハーフタイム中のパフォーマンスなども話題になりました。
　開催期間中の観光客は延べ520万人、経済効果は60億元、日本円で約1200億円に上り、中国メディアは“小さな村の奇跡”と報じていました。