放送内容

情報を取りに行こう

2019年10月16日

[番組で紹介した情報]

いのちを守る防災ラジオ、KBC防災解説委員の太田祐輔です。
百市なるみです。

毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。
今日のテーマは「情報を取りに行こう」です。
以前も「情報を取りに行こう」というテーマでこの番組でお送りしました。
でも、先週、先々週と被害が発生したシステム、大雨の頻度が上がっている実情についてKBCの鈴木俊之気象予報士に話を聞きました。

Q.大雨が我々の想像をこえて発生するなかで、スマートフォンなどを使った情報の把握は非常に大事になってきます。 どういった情報があるのでしょうか?

(鈴木)
気象庁の危険度分布やウェザーニュースなどのアプリがあると役立ちます。まだ見たことがないという方は、スマホで「危険度分布」と検索してみてください。そうすると、洪水警報の危険度分布などが表示されるページにたどり着けると思います。とても充実していますし、雨のときは即戦力になります。危険度分布のページでは、洪水のほかに、土砂災害や浸水害の危険度分布、雨雲の動きが今後の雨などの情報が地図で見ることができます。赤とか紫という風に表示されます。

(太田)
なるみちゃん見たことあります?

(百市)
あります。これ非常に見やすいですよね。

(太田)
私は河川の洪水危険度をよく確認します。色が紫になっていると危ないといったことが一目でわかる。非常にわかりやすくなっていますよね。

(鈴木)
そうですね、統一感を持たせた仕様になっています。

Q.8月末に関しても、午前5時台に大前特別警報がでました。 夜中に予想を超えた雨になることがよくあります。 現在の雨雲の様子、今後の予想を自分で見にいけることは大事ですね。

(鈴木)
そうですね。雨雲の形や動き、分布に注目してみると、この雨はまだしばらく続きそうだなとか、雨が強くなりそうだなというのがだんだんわかるようになってきます。
たとえば、雨雲が西から東で流れているけど、西のほうを見てみると、雨雲が列をなしてまだあると。となると、まだ今降っている激しい雨はしばらく続くかもしれないといった認識がもてるようになります。

弱い雨の時でも雨雲の動きのページをみるなどして見慣れおくと、大雨のときはとても役立つと思います。
また、福岡県の防災メールまもるくんなどに登録しておくと、警報などが出ると通知してくれます。
様々な通知サービスがありますので、活用するといいですね。

あと、KBCの「みんなで防災」というツイッターを始めましたので、こちらをフォローしていただくと、福岡県のみならず九州の様々な警報の情報を閲覧することができますので、こちらも活用していただくことをおすすめします。そして、そのような情報を知ったら身近な人に教えたり、声をかけることも重要だと思います。

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●KBC九州朝日放送 みんなで防災
https://twitter.com/KBC_BOUSAI
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(百市)
普段から雨雲レーダーを見ておくとか危険度分布をみておくことなど、視覚的に慣れておくことも重要になってきますね。

(鈴木)
そうですね、ブックマークをしておいて、いつでも見られる状態にしておいて、弱い雨の時にこそ見ていただいて、慣れるということが重要だと思います。

●今日のポイント

今日は「情報を自分から取りに行こう」をテーマにお送りしました
今日のポイントを太田さんお願いします。

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