私のAED普及プロジェクト ~命を助けるために~

2024年1月29日放送
[精華女子高等学校 岡 柚月さん]

精華女子高等学校2年 岡 柚月さんとクラスメイトの方々です。
岡さんは2年前、ご家族の体調が急変した経験から、AED(心停止の人を救命する医療機器)の重要性を知ったそうです。あまり知られていないAEDをより身近に感じてもらう活動を続けてきた岡さんに、クラスメイトも賛同。大人も子どもも楽しめる寸劇なども披露しながら、普及活動を続けています。

精華女子高等学校2年の岡 柚月です。
私たちはAEDを普及させることを目的に1年間活動してきました。日本のAED設置台数は世界でトップクラスの普及率にも関わらず、使用率は全国的にとても低いという実情があります。そしてコロナの影響で今の若い世代は、学校で行うAEDの講習を十分に受けたことがありません。ですが、自由研究でAEDを取り上げた小学生が実際にAEDを使って人命救助した事例が過去にあります。AEDの普及率を上げることで、多くの命が救われる可能性も上がるという理由から“AED普及プロジェクト”を立ち上げました。

まずAEDの理解を深めるために、福岡市消防局の普通救命講習を受けました。そしてその経験や知識をもとに、若い世代がAEDに関心をもってくれるための寸劇を考えました。“赤ずきん”や“白雪姫”という子どもに親しみのある題材を通してAEDを知ってもらえる内容です。消防署が主催した親子に向けた救命講習にも参加し、そこで子どもたちに向けて寸劇を行いました。寸劇以外にもイベントとして精華女子高校で救命講習を行い、他校の生徒たちと一緒にAEDの使い方や緊急時の対応について学びました。

AEDに関する知識や関心が少しでも皆さんに広まることを目標に、このような活動を今後も行っていくつもりです。