2021/1/25
ミュージックソンのテーマソングを歌ってくれたLinQ(IQプロジェクト)から、今年も「LinQとリンク」のオリジナル動画におくられた「拍手」をはじめとする、ファンのみなさまからお預かりした浄財をお持ちいただきました!
IQプロジェクトの皆様、そしてファンの皆様、ありがとうございました!!
キャンペーンは2021年1月31日まで展開しています。
「目の不自由な方へ音の出る信号機を」引き続き皆さまのあたたかいご協力をよろしくお願いいたします。
2021/1/25
ミュージックソンのテーマソングを歌ってくれたLinQ(IQプロジェクト)から、今年も「LinQとリンク」のオリジナル動画におくられた「拍手」をはじめとする、ファンのみなさまからお預かりした浄財をお持ちいただきました!
IQプロジェクトの皆様、そしてファンの皆様、ありがとうございました!!
キャンペーンは2021年1月31日まで展開しています。
「目の不自由な方へ音の出る信号機を」引き続き皆さまのあたたかいご協力をよろしくお願いいたします。
2020/12/18
「夕方じゃんじゃん」では「目の不自由な方へのサポート」をテーマに電話で話を伺っています。
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今回は日本マイクロソフト株式会社のアプリ「Seeing AI」について、技術統括室のアクセシビリティ担当 大島友子さんに話を伺いました。
「Seeing AI」とは日本マイクロソフト社が開発した視覚障がい者向けのトーキングカメラアプリで、スマートフォンのカメラを介し、周囲の風景を認識したり、レストランのメニューを読み上げたり、近くに誰がいるかなどを音声で知ることができるアプリです。iOS向けに無料で提供されています。
まず、スタジオでもどんなことができるのか、アプリを使って実際に体験しました。アプリに岡本啓の写真を登録し、カメラをかざすと・・・・ 『1m先に岡本啓がいます』という音声が!このように視覚障がい者に周りの状況を伝えてくれます。
制作のきっかけは、大島さんのエンジニア仲間で目の不自由な方が、AIを利用したアプリのアイデアを持っていたこと。当事者としてどのような機能があったら良いかがわかっているので、アプリに反映出来ています。アイコンを触っただけで、その機能を音声で読み上げるようになっており、目の見えない方も実際にiPhoneを使って操作できます。紙に書かれた文章を読む機能が最も使われているようで、郵便物の中身の重要性などもわかります。
現在は、日本語だけではなく9ヶ国語バージョンが出ています。世界中にいる目の不自由な方の助けとなるよう、更なる研究を続けているとのこと。AIのような先端技術が困難のある方の役に立てるのは、マイクロソフト社としても嬉しいことだ、と想いを伺いました。
今回の放送を受けてきょうのワードは・・・ 『未来の技術』
2020/12/17
「夕方じゃんじゃん」では「目の不自由な方へのサポート」をテーマに電話で話を伺っています。
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今回は目の不自由な人の「おしゃれ」をサポートする団体「一般社団法人 日本視覚障がい者美容協会」代表の佐藤優子さんにお話しを伺いました。
埼玉県上尾市にある日本に唯一の視覚障がい者を専門にした出張型ネイルサロン「ネイル ルブライユ」を立ち上げ、目が見えなくてもおしゃれをしたいという思いを叶えています。佐藤さんはもともとネイリストで、埼玉県内の介護施設で入所者にマニュキアを塗るリクリエーションに参加したとき、年齢とともに視力が低下したり、目が不自由な方は、爪を切るにも困っているのではないか?爪の手入れはどうしているのだろう?おしゃれに対しての悩みがあるのではないか?という思いに至り、活動を始めるようになったそうです。
ネイルは目で見て楽しむものですが、目の不自由な方の中には色を見たことがない方もおり、ちゃんと言葉で伝えて施術するところが難しい。そのため、ネイルをどのようなシーンで使うのかしっかりと聞き込み、TPOに合ったネイルを施術するよう心がけているそうで、責任重大だとのこと。お客さんは自分ではネイルのデザインを見て楽しむことは出来ないけれど、周りの方から「素敵だね」などと声をかけられることで第三者の目を通じて「今日の自分」を見て喜びを感じてらっしゃいます。ネイルをするようになって声をかけてくれる人が増えたとの報告もあり、人とのつながりのきっかけになっていて、おしゃれとしてだけでない効果をもたらしているようです。この活動をやって一番の気づきだったと話してくださいました。
その後、ネイルだけでなく、ファッション、メイクなど全般的なサポートを行う団体「一般社団法人 日本視覚障がい者美容協会」を設立し、「音で読めるファッション雑誌」を発行しています。音訳ボランティにより、小説など文章は音訳しているものが多くありますが、ファッション雑誌は写真が主なので、目の不自由な方にとっては縁のないものでした。そこでファッション雑誌の画像の部分を声で伝えるという活動を始めたそうです。「Voicy」で聴けるようにして、全世界に発信中。
今後も、目の不自由な方がおしゃれをすることによって社会に自然と溶け込めるきっかけ作りをしていきたい、とお話していただきました。
今回の放送を受けてきょうのワードは・・・ 『おしゃれ』
2020/12/16
「夕方じゃんじゃん」では「目の不自由な方へのサポート」をテーマに電話で話を伺っています。
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今回は点訳サークル「あゆみ」について、代表の吉田恭子さんにお話を伺いました。
点訳サークル「あゆみ」は今年11月で39年目に入った、視覚障害をもった方々のために点訳物を作成しているボランティアサークルで、メンバーは現在14名。大野城市に住んでいる女性を中心に活動しています。
代表である吉田さんは、人の役には立ちたいけど自分には大変だなと思っていた時に、友人から点訳サークルに誘われ、「これなら出来るかもしれない」と始めたのがきっかけで、もう30年以上になるそうです。
小説やその他の書籍は点字図書館に依頼されるため、「あゆみ」ではその他のミニエッセイやコラム、料理レシピや歌詞カード、お店のお品書きなど、ちょっとした情報の点訳が主で、個人的な要望が多いとのこと。所定の点訳用紙があり、器具を使って点字を打っていきます。
吉田さんは、視覚障害者の方たちと知り合っていろんな話をする中で、彼らの思いを知ることができたことができたことがこの活動をしていて一番よかったと思うことなのだそうです。例えば「お店のメニュー表が点字ではなく、分からないので、カレーライスばかり頼んでいる」という話を聞いたことも。スタジオでも、この街にも点訳があふれる世の中になればと放送で話し合いました。
点訳は初心者でも基本であれば1~2時間で学べるとのこと。大野城市社会福祉協議会のボランティアセンターに問い合わせれば、点訳物の申請や、ボランティア活動の加入など対応してくれるそうです。
今回の放送を受けてきょうのワードは・・・ 『人の役に立ちたい』
2020/12/15
「夕方じゃんじゃん」では「目の不自由な方へのサポート」をテーマに電話で話を伺っています。
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今回は「チャレンジド・ヨガ」について、チャレンジド・ヨガ 代表理事 高平千世(たかひらちせ)さんにお話を伺いました。
まず「チャレンジド・ヨガ」とは、視覚障害を持つ方(全盲の方、弱視の方含めて)でも「ゆっくり・安全に・楽しく」をモットーにヨガのポーズを学べる教室で、現在全国に24クラスあります。
代表の高平さんは、目の不自由な方の機能訓練等を行う自立訓練講師として働いており、20年ほど前から障害のある人のサポートをしていた方です。
ロービジョンと言われる弱視の女性から「ヨガをやってみたいが、通常のヨガ教室だと目で見てポーズを真似しなければならないので不安だ」と言われたのがきっかけで始めました。視覚障害を持つ方に教えるのは難しくはない、皆さんできるので、私たち(講師)が「工夫をする」ことで世界共通のヨガのポーズを伝えているとのこと。
ポーズの形を認識してもらうには、3ステップで ①全体像 ②細かい向きなど練習 ③完成ポーズ を繰り返していきます。ヨガによって身体を動かしたいと思って始めた方も、心が落ち着いたとか、自分を見つめることができるようになっています。
「チャレンジド・ヨガ」の特徴は、全体像を理解できるように言葉の表現を工夫していることです。どのような言葉で教えているのか、電話越しにやってみていただき、スタジオでヨガに挑戦しました。中島浩二と岡本啓も実際にやってみて「すごく落ち着く」と感動した様子。
高平さんは「ヨガは誰でも楽しめるものであり、心の目で感じることできることが素晴らしい」とおっしゃいます。
そして一番力を入れていることは “つながり” だそうです。チャレンジド・ヨガをきっかけに友達ができたり、いろんな情報を交換したり“自然と繋がり”が出来ていると嬉しそうにお話ししていただきました。
今回の放送を受けてきょうのワードは・・・ 『つながり』
2020/12/14
KBCラジオ チャリティ ミュージックソンに向けて各番組の中でキャンペーン特別企画を行っています。今週1週間は夕方じゃんじゃんが担当。夕方じゃんじゃんでは「目の不自由な方へのサポート」をテーマに電話で話を伺います。
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今回は「AIスーツケース」について、日本IBM 東京基礎研究所 シニアマネージャー 高木啓伸(ひろのぶ)さんにお話を伺いました。
「AIスーツケース」とは、視覚障害者を誘導するためのスーツケース型のロボットで、例えばビルの中で行きたいお店の名前をロボットに伝えると、自動的に人を避けながらそこまで連れて行ってくれるというものです。位置情報と地図情報から目的地までの最短ルートを探索し、その情報を音声や触覚で提供しながらカメラで障害物を認識して避ける機能も。
アルプスアルパイン、オムロン、清水建設、日本IBM、三菱自動車の5社で設立した<一般社団法人 次世代移動支援技術開発コンソーシアム>が開発にあたっています。その中で「AI」部分を担当したのが、日本IBM なんです。
高木さんは「白杖、盲導犬、介助者などに、「AI」が追加される、選択肢が増えるというイメージ」と考えており、「初めての場所でも、これまでにない自立した歩き方ができるようになる」とおっしゃいます。スーツケースの型を取り入れたきっかけは、全盲である研究員の一人が、スーツケースを押しながら歩くと壁や段差などを身体より先に受け止めてくれると発言したことからだそう。
また、「ロボット」らしい見かけより、自然に街に溶け込むものをアシストに使いたいという思いがありました。最終的には洋服など荷物を入れて旅行に出かけるようになることを考えて開発を進めており、すでに実証実験が始まっています。このコンソーシアムのプロジェクトは2022年まで実施されるので、その期間内にどうしたら実用化できるかビジネスモデルなども提案できるよう頑張っているとのこと。
スーツケースなので、ぜひ日本から飛び立って、海外の空港に行くような旅行に使ってほしいと思っているそうです。
今回の放送を受けてきょうのワードは・・・ 『AI』
2020/12/11
今回は防災士でKBC解説委員の太田祐輔がサカイスト・マサヨシと一緒に、柳河特別支援学校太鼓クラブの3人、れんとさん(中3)、じゅんあさん(中1)、ゆりなさん(小5)と『防災』について話し合った様子をお届け。
<前半~防災授業の様子「いつ・どこに避難するか」>
太田祐輔が、災害が起きた時「いつ・どこに避難するか」という話を中心に防災授業を行いました。
「避難準備・高齢者等避難開始」というのは、「避難に時間がかかる人は早めに逃げてください」という意味です。早めに安全なところに避難してほしい。どこに逃げればよいのか、子どもたちと確認しました。今いる場所が安全だったら逃げなくてもいい。危険だったら逃げる。ハザードマップを参考に、自分がいる場所がどれくらい危険なのか確認してほしい、と太田解説委員が話しました。
学校では「避難準備・高齢者等避難開始」という長い名称ではなく、「【レベル3】になったら逃げる」という言い方で教育しているので、我々テレビ・ラジオでも「レベル3 避難準備・高齢者等避難開始」ときちんと発表しなければいけないと改めて認識しました。
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<後半~防災授業の様子「災害に備えて準備しているもの」>
後半は、災害に備えて準備しているものについて話し合いました。
みんなの防災リュックに入っているものは、カロリーメイト、混ぜご飯の素、着替え、タオルなどなど。防災リュックに入れるものは人それぞれですが、「おやつ」は実は大事です。災害時、いつもと違う場所に行かなければならない時、心が落ち着かなくなる。その中で自分が心落ち着くような好きなものを防災リュックの中に入れておくことが大事だと教わりました。
その話を受けて、3人はおやつ・ゲーム機・ラジオ・腕時計・音楽など、自分にとって落ち着くものを確認していましたよ。太田解説委員からは、何より事前の準備が大事であること、そして、避難所などに行って困ったことがあったら、決して遠慮せずに「こうしてほしい」と自分たちから声を出してほしいと伝えました。
今回の放送を受けてきょうのワードは・・・ 『心を落ち着かせるための「おやつ」』
2020/12/10
昨年のミュージックソンの企画で、サカイスト・マサヨシは柳河特別支援学校の「太鼓クラブ」に入部して、柳川で400年以上続く伝統芸能「沖の石太鼓」に挑戦しました。あれから1年・・・今回はみんながコロナ禍でどのような生活をしていたのか、再び会いに行きました。
<前半~コロナの時どう過ごしてた?>
前半は、柳河特別支援学校の「太鼓クラブ」のみんなに再会した様子をお届け。メンバーである中学3年生のれんとさんと中学1年生のじゅんあさん、小学5年生のゆりなさんに話を伺いました。コロナの時は休校になり、ゲームをしたり、テレビを見たりして過ごしていたそうですが、やっぱりこれからどうなるんだろうと子供たちも不安を抱えていたそうです。現在は、学校も太鼓クラブも感染対策に気をつけながら少しづづ再開。マサヨシも久しぶりの再会に元気をもらいました。
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<後半~修学旅行の思い出>
後半は、中学3年生のれんとさんと小学5年生のゆりなさんがそれぞれ11月に修学旅行に行った時の思い出話を伺いました。れんとさんは大阪・京都、ゆりなさんは鹿児島に。ゆりなさんは桜島の火山灰やフェリーに初めて乗った思い出を楽しそうに話してくれました。電車が好きなれんとさんは移動中に乗った様々な電車の話を中心に話してくれました。
その中でれんとさんが話した、ロープが上に上がるという『駅のホームドア』。「昇降式ホーム柵」と呼ばれるもので、電車によってドアの位置が違うものにも対応でき、コストや建設時間の面で便利ではあるのですが、視覚障害者にとっては、従来の左右が開くタイプと違って幅が広すぎて、扉の場所を探すのに時間がかかり、停車時間が短い場合は不安があるそうです。改めて、困っている人がいる時に助けられる人間になりたいと感じました。
今回の放送を受けてきょうのワードは・・・ 『心配でした』
2020/12/9
「川上政行 今日もしゃべりずき!」のKBCアナウンサー平川尚子が「音訳ボランティア」について取材・リポートした第3回です。
<前半~音訳ボランティアへの道-その④ 実践編>
音訳ボランティアの講習には顔面体操もあるんです!普段動かすことのない表情筋を動かすことから始まります。
講師で、ご自身も音訳ボランティアである松本まさこさんは「音訳は朗読よりも難しいかも」とおっしゃっていました。感情が入らないようにしないと「伝える」という意味での内容が変わってくるのが音訳の難しいところで、一音一音のクリアさや、マイクの向こうにいる人に「届けよう」という気持ちが大事です。表情を動かして笑顔を意識することで「伝わる音訳」になるんだそうです。
さて、福岡市立点字図書館ではコロナ禍で新たな活動を始めています。ズームを使ってのオンライン対面朗読サービスで、点訳や音訳がない本や資料、参考書などを読んでもらいます。まだ試験運用の段階ですが、九州山口では初めての取り組みです。
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<後半~音訳ボランティアへの道-その⑤ 「音訳図書」利用者の声>
この時間は「音訳図書」を利用されている松延太郎さんと電話をつないでお話を伺いました。松延さんは読書が大好き。音訳図書に出会って嬉しかったとおっしゃいます。月に平均10冊くらい、歴史小説、紀行もの、川柳の本など読んでいて、音訳図書(デイジー図書)は人工音声と比べてやわらかいし、自然な声で聴きやすいそうです。
松延さんから音訳ボランティアの方へメッセージをいただきました。「30時間を超える本もあり、下調べから録音まで、生活の合間にするというのは並大抵の努力ではできないと思う。ただただ頭が下がります。素晴らしいボランティア。長く続けてほしい。」
しゃべりずき水曜日からは「マイクの向こうに届ける!」というワードを紘毅さんのミュージックソンオリジナルソングの歌詞に応募します。
きょうのワードは・・・『マイクの向こうに届ける!』
2020/12/09
「第45回KBCラジオ・チャリティ・ミュージックソン基金贈呈式」が行われ、令和元年11月1日から令和2年1月31日までの間に「通りゃんせ基金」へ寄せられた浄財をもとに設置する「音の出る信号機」の目録を、KBC ラジオ・チャリティ・ミュージックソン実行委員会から福岡県警察本部に贈呈しました。
「音の出る信号機」は、第44回までの寄贈で205基が設置されており、今回の募金で新たに福岡県下の下記2か所に設置されます。
【音の出る信号機・設置場所】
●福岡市中央区六本松1丁目1番2号先(護国神社南)
●北九州市八幡東区前田2丁目4番21号先(前田3丁目東)
【出席者】
福岡県警察本部 交通部 交通規制課 米谷功氏
九州朝日放送株式会社 ラジオ局長 坂井剛
2020/12/8
「川上政行 今日もしゃべりずき!」のKBCアナウンサー平川尚子が「音訳ボランティア」について取材・リポートした第2回です。
<前半~音訳ボランティアへの道-その② つながり>
目の不自由な方たちが読書を楽しめるように、全国の音訳ボランティアが協力して作業を行っています。「音訳」も、点字になおす「点訳」も、たくさんの知識や技術が必要で、それを学ぶための養成講座や研修会が開催されています。
今回、福岡市点字図書館は、3年ぶりに音訳ボランティアの募集を行ない、面接や音声テストを経て11名が選ばれました。新人ボランティアのみなさんに、応募したきっかけなど取材しました。11名の横のつながりが、これから仕事を進めていくうえで大事な心の支えになるそうです。
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<後半~音訳ボランティアへの道-その③ 月間誌『選択』ができるまで>
福岡市立点字図書館は、月間誌『選択』の音訳を担当しています。政治経済・世界情勢・社会文化とトピックは多岐にわたる総合誌です。点字図書館司書で音訳担当の丸田千絵さんに『選択』の音訳ができるまでについて伺いました。
出版社から届いた『選択』8人で分担し、一人1時間ちょっとの音訳を1週間ほどで仕上げます。情報を確かめるデータベースがあり、読み方のルールもあります。読んで録音し、データで送る作業ですが、読む前に「調べる」作業が大変です。音訳は勝手に前後を付け足すことができないため、文脈の中で説明できるように自分がまず理解を。さらに、校正・編集といったチェック作業を重ねて1冊の本になり、サピエ図書館にコンテンツアップします。
最後に、丸田さんに音訳ボランティアをやるにあたっての心構えを聞きました。
「まず読むことが好きであること、そして最後までやり遂げる気持ちが大事です」
この言葉を受けてしゃべりずき火曜日からは「最後までやり遂げる!」というワードを紘毅さんのミュージックソンオリジナルソングの歌詞に応募します。
きょうのワードは・・・『最後までやり遂げる!』
2020/12/7
今週は「川上政行 今日もしゃべりずき!」のKBCアナウンサー平川尚子が「音訳ボランティア」について取材・リポートしました。
<前半~音訳ボランティアとはどんなもの?>
まず、「音訳」とは「視覚障害者などのために文字情報を音声に変換すること」で、感情をこめて読み上げる朗読と違って、正確に情報を伝えることが目的であるとのこと。その音訳ボランティアの活動拠点となっている福岡市立点字図書館は、百道の福岡市総合図書館の中にあります。ここでは目の不自由な方たちのために図書(点字図書、CD図書=音訳図書)の貸し出しを行っています。実は、目の不自由な方の中で点字の識字率は、全体のおよそ1割程度。人生の途中から目が見えなくなったり、見えづらくなった「中途視覚障害者」には点字が読めない方が多いのですが、点字が読めなくても読書はできる! ここに音訳の大きな役割があり、それを担っているのが音訳ボランティアです。
話を伺ったのは 福岡市立点字図書館・館長の礎真一さん。ご自身も中途視覚障害者のお一人で、「中途障害者の皆さんにも『耳で聴く図書』で読書する喜びを味わってほしい」「音訳ボランティアは重要だ」とおっしゃっています。
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<後半~音訳ボランティアへの道-その①心構えと活動について>
音訳図書(=CD図書)は、通称「デイジー図書」と言われています。Digital Accessable Information System のアルファベット頭文字をとって「DAISY」で、アクセシブルな情報システムと訳されます。私たちが視覚から得る情報は88%と言われており、障害があっても必要な情報を得ることができるように考えられた国際的な規格を「デイジー」と言います。全国の方がお互いに利用しあえる「サピエ図書館」はインターネット上にあり、ダウンロードして聴けます。1枚のCDに50時間録音でき、専用機器で聴くと目次から聴きたいところに移動できたり、もう一度聴きたい部分にマークをつけたりできます。「サピエ」登録者数は全国で18300人、実質8万人以上の視覚障害者の方が利用しているそうです。福岡市点字図書館には11月末現在でデイジー図書が6350タイトルありこれだけの蔵書があるのも、音訳ボランティアの方々の活躍あってこそですね。
音訳ボランティアの方々のまとめ役、点字図書館の司書・音訳担当の丸田千絵さんにお尋ねしました。ズバリ、音訳ボランティアに望むことは・・・?「真面目にコツコツ、最後まで諦めずに取り組むことが大切。誰にでもできることではない。待っている人のために活動してほしい」視覚障害の方だけでなく、年を取って活字を読むことができなくなった方も、音訳図書なら楽しめる時代が来ます。耳からの情報が生活を豊かにしてくれ、音訳の可能性はすそ野が広いと思います。
・・・この言葉を受けて、しゃべりずき月曜日からは「待っている人がいる!」というワードを紘毅さんのミュージックソンオリジナルソングの歌詞に応募します。
きょうのワードは・・・『待っている人がいる!』
2020/11/30
激動の2020年。これまでの日常が当たり前ではなくかけがえのないものであったことをかみしめながら、音楽を愉しむことの素晴らしさを伝えたい。つながろう、音楽で。あなたの大切な曲を誰かに。リクエストは各番組へ送ってください。
2020/11/30
KBCラジオでは、今年も12月24日(木)正午から24時間の特別番組「第46回KBC ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」を放送します。これに先がけて、皆さんに24時間特別番組をより一層楽しんでいただくため、聴きどころを紹介する番組をやります!
【放送日】12月5日(土)ごご5時~6時
【タイトル】第46回KBC ラジオ・チャリティ・ミュージックソン~今年の聴きドコロSP~
【出演者】岡田理沙(KBCアナウンサー)、和田侑也(KBCアナウンサー)
【ゲスト】沢田幸二(KBCエグゼクティブアナウンサー)
お楽しみに!
2020/11/27
「アサデス。ラジオ」でのLinQ体験リポート最終回の今回は、吉川千愛が“歩行者信号の色をスマートフォンの音声や振動で教えてくれるアプリケーション”についてリポートしました。
お話を伺ったのは、日本信号株式会社九州支店の松本睦幸さん。『信GO!』をインストールしたスマホを持った人が、アプリに対応した信号が設置された交差点に近づくと、どの方向の信号が青なのか、赤なのかを音声と振動で伝えてくれるというものです。
アプリはIphoneであればアップルストアから、アンドロイドであればGoogleプレイから、無料でダウンロードできます。
現在、このアプリが使える信号が設置されているのは宮城県、静岡県、千葉県ですが、福岡にも今年度中に整備される予定とのことです。
スタジオでは、実際にどのような音なのかを聞いてみました。
今日紹介した内容は、ミュージックソン企画「LinQとリンク」というオリジナル動画に12月上旬アップされ、KBCホームページからアクセスできるようになります。動画では、YouTubeの投げ銭機能「スーパーチャット」を使って募金をすることもできます。皆様の温かいご支援、ご協力宜しくお願いします。
この放送を受けて、アサデス。ラジオ木曜日からは「スマホで信GO!」というワードを紘毅さんのミュージックソンオリジナルソングの歌詞に応募します。
きょうのワードは・・・『スマホで信GO』
2020/11/26
LinQの髙木悠未が音の出る信号機を設置する時の工夫について詳しくリポートしました。前回に引き続き、コイト電工株式会社九州支店の赤田和久さんに伺っています。お話をもとに、スタジオでクイズを出題しましたよ!
◎ 「音の出る信号機」の音を調整する機械の正式名称は?
◎ 横断歩道を渡るときに音が流れる時間は何秒?
◎ スピーカーを設置するときに、目の不自由な方が安全に渡れるように工夫していることとは?
ぜひ、放送を聞き返してクイズに参加してみてくださいね!
今日紹介した内容は、ミュージックソン企画「LinQとリンク」というオリジナル動画に12月上旬アップされ、KBCホームページからアクセスできるようになります。動画では、YouTubeの投げ銭機能「スーパーチャット」を使って募金をすることもできます。皆様の温かいご支援、ご協力宜しくお願いします。
この放送を受けてアサデス。ラジオ木曜日からは「正式名称は【音響式交通信号付加装置】」というワードを紘毅さんのミュージックソンオリジナルソングの歌詞に応募します。採用されるかな??
きょうのワードは・・・『正式名称は【音響式交通信号付加装置】』
2020/11/25
「KBC ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」にLinQが関わって今年で10年目。今回はLinQ新木さくらが「音の出る信号機」について改めて学ぼうと、「音の出る信号機」の製造を行うコイト電工株式会社九州支店の赤田和久さんにお話を伺いました。
音の出る信号機の正式名称は「音響式交通信号付加装置」で、通称が「音の出る信号機」と言われます。「音の出る信号機」といえば「ピヨ」と「カッコ―」の音ですが、実はこの2つの鳴き声で方向がわかるようにしているのです。
“異種鳴き交わし方式”といって「ピヨ」「ピヨピヨ」「カッコー」「カカッコー」と鳴き声を2種類ずつ使い、前後のスピーカーで交互に音を鳴らして進む方向を示しているんだそうです。
この言葉を受けてアサデス。ラジオ火曜日からは「『ピヨ』と『カッコ―』で方角がわかります」というワードを紘毅さんのミュージックソンオリジナルソングの歌詞に応募します。
きょうのワードは・・・『『ピヨ』と『カッコ―』で方角がわかります』
2020/11/24
今回はLinQの涼本理央那が「ゆめタウン筑紫野」エスコート係の渋谷美智子さんと一緒に目の不自由な方のお買い物のエスコート体験をしました。
実際に体験してみて、「好みや量など聞き出すのが難しかった」「物の説明をする時にどうやって説明しようかすごく悩んだ」とのこと。
お寿司売り場ではネタ一つ一つの説明や大きさなど丁寧な気遣いが必要であるし、会計時は「レシートですよ」「お釣りはいくらですよ」としっかりと声を掛け、そして手渡しすることが大切だ、ということをリポートしました。
この言葉を受けてアサデス。ラジオ火曜日からは「手触りや色、重さが大事です」というワードを紘毅さんのミュージックソンオリジナルソングの歌詞に応募します。
きょうのワードは・・・『手触りや色、重さが大事です』
2020/11/23
先週から各番組の中でキャンペーン特別企画がスタートしています。
第2弾の「アサデス。ラジオ」では、「アサリポ」コーナーにLinQメンバーが出演し、LinQが現在配信中のキャンペーン特別動画「LinQとリンク」の中で体験したことを紹介していきます。
今回はLinQ金子みゆが「ゆめタウン筑紫野」でアイマスクをして目が見えない状態で、エスコート係の渋谷美智子さんと一緒に買い物をし、目の不自由な方のお買い物はどんな感じなのか実際に体験しました。体験してわかったことは「コミュニケーションの大事さ、そして触ってみないとわからない」。
周りの状況が全くわからず不安なので、お話しながら歩くと落ち着くこと。そして商品の大きさや中身がどういったものかまでエスコートすることが大切だということをレポートしました。
また、コロナ禍での普段のお買い物について片山由美子さんにもお話を聞きました。「ちゃんと歩けているかな?とか信号大丈夫かな?と常に考えながら歩いているので、1人で街を歩いているときに声をかけられることは嬉しい。ただ、突然だと、自分に声をかけられていることがわからないので車にひかれそうだとか緊急時以外は“ポンポン”と肩を叩いて声をかけてくれると、助かります。」とのことです。
この言葉を受けてアサデス。ラジオ月曜日からは 「ポンポンが大事」 というワードを紘毅さんのミュージックソンオリジナルソングの歌詞に応募します。
きょうのワードは・・・『ポンポンが大事』
2020/11/20
PAO~N金曜パーソナリティの和田侑也アナウンサーが、一緒にメインランナーを務める岡田理沙アナウンサーと「北九州視覚障害者就労支援センター あいず」の施設長の吉松政春さんに取材しました。
「あいず」は、視覚に障害があるために仕事ができない・できにくい方の就労を支援する施設で、2002年に設立されました。作業所部門・IT部門・あはき(あん摩・はり・きゅう)部門の3つに分かれて作業をしています。作業のほか、利用者のみなさんの情報交換の場所にもなっていて、最近はスマホの使い方などについて皆で教えあっているようです。視覚障害者の方は機会がなければ家に閉じこもりがちなので「ここに来る」という目的があると、自分の世界を広げることができると思います。
コロナ禍ではどうだったのでしょうか。視覚障害者の方はどうしても物を触って確認することが多いため、外出するのを躊躇する方が多かったそうです。弱視の方は、商品の値段を確認するときに顔の近くに持ってくることを他のお客さんから注意されたりしたこともあったそうです。また、コロナ禍でお店側はセルフレジを推奨するも、見えづらくやりづらいためこれまで一人で外出できていたのに不便なことが多くなっているようです。
また、音の出る信号機について伺うと、夕方早い時間に音が消えるところもあったり、使用する人数が多くなければ設置できないなどの現状があるそうで、量より質で運用時間帯や設置場所なども考慮してもらいたいと話していらっしゃいました。
今回の取材で「あいず」利用者の皆さんが一緒に協力している姿を拝見し、また目の不自由な方への理解が進むようにとの思いから、PAO~N金曜日からは「一緒にやろう」ワードをミュージックソンオリジナルソングの歌詞に応募します。
きょうのワードは・・・『一緒にやろう』
2020/11/19
1年前に深瀬智聖がインタビューし、松村邦洋さんと大濠公園を走ったブラインドマラソンランナーの山下慎治さんにお電話を繋ぎました。ステイホーム期間中は屋外で十分に練習ができなかったそうですが、いろいろな方から支えてもらって生活できていると話してくださいました。
山下さんは東京パラリンピックを目指していらっしゃいます。延期になったこともポジティブにとらえ、来月の防府読売マラソンに向けて現在練習を重ねているそうです。
必ず伴走者と一緒に走るブラインドマラソン。ブラインドランナーと伴走者をつなぐロープのことを「絆」と呼んでいるそうで、PAO~N木曜日からは「絆」というワードを紘毅さんのミュージックソンオリジナルソングの歌詞に応募します。
きょうのワードは・・・『絆』
2020/11/18
PAO~N水曜パーソナリティのルーシーが、北九州市八幡西区在住の北条みすづさんにお電話でお話を伺いました。北条さんは、現在、弱視で周りがぼんやり見える程度だそうです。コロナ禍でどんな影響を受けたのでしょうか。
北九州市内の一般企業に勤務され、公共交通機関を使っての通勤時は、素手で物を触って確認することが多いため、常に消毒液を持ち歩いて対策を行っているそうです。
もし、目の不自由な方で困っている様子の方がいらっしゃれば、その人その人で求めるサポートは違うので気軽に声をかけて助けてほしいということで、「お困りですか~」「お手伝いしましょうか~」などの言葉でいいそうです。また、お料理が好きな北条さんにコロナ禍でのおうち生活についても聞いています。
人との出会いを大切にしている北条さんからの言葉「一期一会」を、PAO~N水曜日からミュージックソンオリジナルソングの歌詞に応募します。
きょうのワードは・・・『一期一会』
2020/11/17
「北九州視覚障害者就労支援センターあいず」で働きながらバンド活動をアクティブにこなす平山哲也さんにお話を伺いました。平山さんとはちょうど1年前に、黒崎駅に設置されたピアノを弾きに一緒に出かけましたが、コロナ禍で平山さんの暮らしにはどんな変化があったのでしょうか。
ソーシャルディスタンスと言われても、手を触れて助けを借りたい、触れないとわからない世界にいる平山さんは簡単にディスタンスを取れない状況があります。自粛期間もあって極力外出しないでいると、通い慣れた道ですら立っている位置の感覚が狂うそうです。目の不自由な方だけでなく、いろいろな人が困っている現状など、感じていることを教えてくれました。
平山さんの曲のタイトル「ひとやすみしようかな」にちなんで、PAO~N火曜日からは「ひとやすみ」というワードを紘毅さんが作るミュージックソンオリジナルソングの歌詞に応募します。
きょうのワードは・・・『ひとやすみ』
2020/11/16
11/16(月)から各番組の中でキャンペーン特別企画がスタートしました。
第1弾はPAO~Nからの報告です。PAO~Nでは目の不自由な方たちが過ごしたコロナ禍での生活、目の不自由な方たちを支える施設側にあった影響などを取材しています。
この日の放送では、チャリティ・ミュージックソンのメインランナーでPAO~N金曜パーソナリティの和田侑也アナウンサーが春日市の福岡点字図書館を取材しました。「点字図書館」とはどんな施設なのか、またコロナ禍でどんな影響があったのか??夏秋館長に話を聞いてきました。
そして、今年のミュージックソンでは、皆さんから寄せられたキーワードやフレーズからシンガーソングライター紘毅さんが歌詞を紡いでミュージックソンオリジナルソングを作り上げる企画を行います。今週はPAO~Nからも毎日ひとつ、キーワードを寄せます。
きょうのキーワードは・・・『ことば』
2020/11/11
アイタガール篠﨑麻由子がクリスマス商品も並び始めた福岡市東区東浜・ゆめタウン博多から中継しました。
今年のKBC ラジオ・チャリティ・ミュージックソンでは、ゆめタウン博多でのステージイベントは行わず、通りゃんせ基金の募金活動のみ行います。食品レジ付近と、サービスカウンター、各テナント合わせて32カ所に募金箱を設置させていただいています。
皆さんからお寄せいただいた募金で設置された音の出る信号機も見てきました!
2020/11/11
◇今年で10年連続のキャンペーンテーマソングとなった『手をつないで』を歌うLinQと一緒に学んでいく番組『LinQとリンク』。
シリーズでお伝えしていく第1回は、沢田幸二エグゼクティブアナウンサーによる「ミュージックソンの歴史」です。
この動画から、応援のYouTube投げ銭(スパチャ)をしていただくことで募金になりますので、たくさんの方に見ていただきたいです。
◇ゆめタウンには、目の不自由な方の買い物のお手伝いをするエスコート係がいらっしゃいます。ゆめタウン筑紫野スタッフの渋谷美智子さんに聞きました。
2020/11/01
今年も「KBC ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」がスタートします。
全国11局のAMラジオ局が共同で行っているキャンペーンで、目の不自由な方が安心して街を歩けるように、「通りゃんせ基金」への募金を呼び掛けています。
1975年のスタートから46回目となる今年のメインランナーは、岡田理沙アナウンサー、和田侑也アナウンサーの2人です。
皆様からお寄せいただいた募金は「音の出る信号機」の設置や、「点字教室」の運営、目の不自由な方のためのバリアフリー映画の制作に役立てます。
これまでに福岡県内に設置した「音の出る信号機」の数は、207基となりました。
今年も、クリスマスイブの12/24(木)の正午から翌25日(金)の正午まで、24時間の特別番組を放送します。
今年も皆様のあたたかいご支援をお待ちしています!