STORY

KBCの舞台裏

日々の放送を支えている、電波に乗らないたくさんのこと

営業に配属されたら、福岡ローカルヒーローの特撮が始まった話

KBCで2020年4月~6月に放送された、福岡初・福岡発のヒーロー番組「ドゲンジャーズ」。
福岡の「ニチアサ」に旋風を巻き起こした新番組が放送に至るまでには、一人の若き営業マンの存在と、素敵なご縁があったのでした…。

「地上波で特撮をやりたいんです」

テレビ営業に配属され4か月ほど経ったとき。ふいに自分のもとに舞い込んだ1件のアポ。
なんでも、福岡のローカルヒーローを使った特撮を作るから地上波で流せないかという。タイトルは「ドゲンジャーズ」。放送枠は日曜日の午前、15分以上。テレビの営業は放送枠を売る仕事だが、日曜日午前の放送枠というのはとても貴重なもので、滅多なことで売りに出せるものではない。正直、無理じゃないかと思った。ただ、企画書を見て“面白そう…。”と直観で思った自分がいた。社内で話を上げた。福岡ローカルの特撮という前代未聞の話、かつ日曜の15分枠。通ることはなかった。話は立ち消えたかに思えた。

ディレクター時代のご縁

1か月が経った。たまたま「ドゲンジャーズ」の制作委員会の1社、O社の方と話す機会ができた。かつて自分がディレクターの時に、取材で一度お会いした人だった。その方は、私が取材した当時のことを覚えてくださっていて、そのご縁でお話することになった。本当にご縁だと思った。そこで、熱い想いを聞かされた。ドゲンジャーズの魅力、この作品にかかっている思い…絶対面白いものになる、と。
福岡の特撮を地上波でやるなら、“ニチアサタイム”、すなわちKBCの「仮面ライダー」の後しかない、と思っていた。どんな内容の作品か、どんな人々が関わっているのか、KBCで放送する意義はなにか。いろんな材料をもって、深夜だったが上司にメールを1本打った。「やりましょう」

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KBC公開空地にて。

放送決定、ローカルの枠を飛び越えろ

日曜日朝の10時からの25分枠。過去に例を見ない枠出しだった。上司の熱いバックアップもあって、企画概要、台本内容、いろいろな条件を加味した上で、社内のOKをいただく結果となった。初回放送まで、KBCの各番組にお願いして、ドゲンジャーズの露出を最大限に図ってもらった。
最初のアポから約半年後、4月12日、ついにOAが実現した。初回視聴率は“ライダー”を超え、その後ネットでも話題となり、最終回ではTwitter全国トレンド1位になった。ただ、これはあくまで番組そのもの力であり、営業の私の力ではない。番組制作をしたわけでもないから、関係ないのだけど、新番組の最初のきっかけを、営業という立場から少しでも作れたということが嬉しく思えた。

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営業フロアにもヒーローが。

物語はセカンドシーズンへ

2021年の春からはセカンドシーズンが決まっている。もちろん私が番組を作るわけではないのだけど、担当営業という立場から、今まで以上に番組を盛り上げていけたらと思う。もっと多くの人にこの作品を知ってもらい、もっと好きになってほしい。そのために、イベントやタイアップなど、私ができることを必死にやっていこうと思う。そして何より、日曜の朝に再び彼らに会えることを、いちファンとして、とても楽しみにしている。

ドゲンジャーズシーズン2 2021年春 放送予定!
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文 大木瑛登 / 総合営業本部

2018年入社。制作部でディレクターを経験後、2019年夏に営業へ。
『アサデス。KBC』で培った作り手の目線とご縁を活かし日々奔走。
テレビは出る方が好き。

掲載日:2020.12.11