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ひと手間の結晶(福岡県田川郡添田町)

2021年04月18日

修験者たちが入山する霊験あらたかな英彦山のふもとに位置する添田町。
10年前、生まれ故郷であるこの地に戻り、母の後を継ぎ、こんにゃく作りを始めた平田さん。
全ての工程を手作業でおこなう昔ながらの製法にこだわっている。

こんにゃく作りは、まず最初に手造りの窯に火を入れるところから始まる。
薪にこだわった昔ながらの窯で一気に炊き上げることで気泡を多く含んだこんにゃくに仕上がる。
気泡が多いことで、調理した際に味が染みやすくなり、しっかりとした歯ごたえとフワフワの食感が楽しめるという。

熱の入れ方次第でいろいろな食感や風味がでるというこんにゃく作り。
そこが難しいところであると同時に、やりがいや楽しさにもつながっているという。
昔ながらの製法で、すべて手づくりの為、手間もかかり、一つ一つの見た目も違うが、この製法を残していきたいと願う。

そんな平田さんが未来に残したい風景は「中元寺(ちゅうがんじ)川沿いの桜並木」。
この時期、川沿いに並ぶ桜が咲き誇り、川の音、鳥のさえずりなど、五感で春を感じることができる癒やしの場所。

子供の頃、麓の小学校まで通学路として、毎日のように通ったこの道は、懐かしさを感じ、初心に帰れる場所でもある。
一度、故郷を離れ、街中での暮らしを経験したからこそ、改めて、添田町の自然の良さを再確認できたという。

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