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島の工夫(福岡県糟屋郡新宮町・相島 )

2022年01月16日

出産を機に相島へとやってきた稲光芙美子さん。
夫が一本釣りしてきた魚を捌き、干物や鮮魚として販売している。
相島に来るまでは魚と無縁な人生だったそうだが、今では多くの注文が全国から届くほど、人気が高い干物職人だ。

夫と義父が漁に出るのは早朝から夕方まで。稲光さんが作業するのは、その間だ。
無添加にこだわる干物は塩分濃度が3%で、通常と比べ非常に低いが、その分、魚のうまみが凝縮されていて、相島の味を堪能できる。

「必要な分だけ作って、必要な分だけ売って、それで生活できれば」
ひとつひとつ丁寧に梱包される干物の横には、稲光さんの手紙が添えてある。
季節の話、おいしく食べるアドバイス、感謝の気持ち。
小さな島から届く魚には、稲光さんの大きな愛情もこめられている。

そんな稲光さんが未来に残したい風景は「めがね岩」。
正式名称は鼻栗瀬という。
全体が玄武岩でできていて、高さ20m、周囲100mの岩だ。

島の住宅街からは外れた場所にあり、猫も少ない。
しかし海に出る漁師たちは、船の上から眺めることもあるという。
海食洞の穴が特徴的で、夕日に映えるとすごく美しい。
夫も漁の際には見ているのだろう、と稲光さんは話す。

猫へ出会いに来る人が多い、相島。
その際にマルゴ長福丸の干物が販売されていたら、ぜひ見学してほしい。
そして、その干物を見た後に、島の人に「めがね岩」の場所を聞いてほしい。

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