放送内容

「明日への一歩」九州北部豪雨で被害を受けた八女市黒木町笠原地区

[ラジオ 水と緑関連記事]

アサデス。ラジオ(ブランチ)八女市黒木町笠原地区「明日への一歩」

今週のアサデス。ラジオ(ブランチ)の12 :00からのコーナー「オヒルデス。」では
「水と緑week」ということで、「明日への一歩」を踏み出した人や取り組みをリポーターがお伝えします。
7月12日(月)は岡本啓さんが9年前の九州北部豪雨で甚大な被害を受けた八女市黒木町笠原地区を取材しました。

まず被災当時の地区長・川原たかゆきさん(72)に当時の災害の記憶を語って頂きました。
川原さんは美しい石垣と自然の風景の広がる笠原が、濁流に飲まれていくのを目の当たりにしました。
そんな川原さんは雨に打たれ、地域住民に懸命に非難を呼び掛けたそうです。
あれから9年、今でも雨が降ると笠原川から聞こえてくる石が流れる音で眠れないと言います。
でも、「それでも先祖から受け継いだ田畑や家がある笠原が離れられない」とも。
高齢化が進む笠原が住み続けられる場所であるように、これからも整備を続けていくと話してくれました。

奥八女焚火の森キャンプフィールド

奥八女焚火の森キャンプフィールド

そして次に取材に訪れたのが今年の春オープンして予約がいっぱいで大人気の「奥八女焚火の森キャンプフィールド」
ここは、笠原川の氾濫で流失した「きのこキャンプ場」の跡地にオープンしたキャンプ場でした。
八女産の杉をふんだんに使ったキャビンやコテージに大興奮!!笠原の自然を生かしたキャンプ場の魅力を体験!
マネージャーの木下万寿夫さん(51)は少子高齢化の進む笠原を元気にしたい、被災の記憶を伝え続ける場所でありたいと話してくれました。
あの日を忘れず、笠原が踏み出した「明日への一歩」を心と体で感じたリポートになりました。

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