「はやぶさ2」がミッション達成! ~宇宙のファンタジー~
2019年07月12日
[アサコレ!コラム]
昨日のニュースは、なんといっても「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」へのタッチダウンに成功したことでした。
4月には金属の塊をリュウグウの表面に打ち込んで、人工クレーターを作ることに成功。今回は、その時に飛び散った地下物質を回収するのが目的。採取できていれば世界初の快挙になります…が、おそらく成功しているだろうとのこと。
シミュレーションの回数は10万回にもおよんだといいますから気が遠くなるお話。成功した時のJAXAスタッフの派手な喜び方も当然のことですね。
リュウグウの地下にあった物質からわかるのは「生命の起源」。地球などの惑星が生まれたいきさつもわかる可能性があります。ならば、手っ取り早く地球の地下を深く掘っていけば、生まれた時の姿が分かるのでは…と思いますが、そうはいかない。
地球内部のマグマによって当時の物質はどろどろに溶けて変質してしまい、分析するのはもう無理。
一方、太陽から遠いリュウグウのような小惑星は低温で、46億年前の太陽系誕生初期の姿を保っているいわばタイムカプセルの状態で、科学的に極めて貴重というわけです。
はやぶさ2の現在の地球からの距離は約2億4千万キロで、太陽と地球との間の1億5千万キロよりもはるかかなたにいます。なので、指令を与える電波が届くまでの時間は片道14分から17分。
今後は、リュウグウを出発して地球に帰る重要なミッションが残っていますが、これには1年以上の時間がかかり、戻ってくるのは東京オリンピックが終わった来年の年末。
でも、行くまでには軌道の関係で2年半かかってるから帰りは早いんですって…どこまでも気が遠くなるお話でした。
M「宇宙のファンタジー」フォーリーブス
いや~1978(昭和53)年のアナログ盤。日本語詞はコーちゃんこと故・北 公次さんでした。