富田薫のアサコレ！

　１２月なので、珍しいクリスマスケーキの話題を…と思いネット上で探していたら、出くわしました。京都府相楽郡精華町（そうらくぐん　せいかちょう）、奈良市のお隣にある「イマージュホール・株式会社花駒（はなこま）」という会社では、地域住民の方を対象に「簡単♪プロが教える　ひと足早いクリスマスケーキ作り」と題して参加を呼び掛けていました（昨年の催し。今年は和菓子教室）。

　プロのパティシエの指導で作った４号サイズ、１２ｃｍのケーキを持ち帰ることができて参加費千円はお安いですね～。ただ、そんなの珍しくないじゃない…とおっしゃるあなた、この「花駒」という会社、本業は葬儀屋さんなんです。

　なぜ、人の死と向かい合う場所でハッピーなクリスマスケーキなのかを社長の上野雄一郎さん（４７）はこう語る。「その方がお亡くなってはじめてお力になれるのが葬儀社ですが、生前にもお力になれないかと考えたのがそのきっかけ。そこで、地域を明るくもり立てることも大切だと思い、地元住民の方と一緒に楽しめることを考えたんです」とのこと。

　こちらの葬祭場のホールでは「はなこまつり」というタイトルのお祭りや屋台村、野菜の安売りまで行われます。当然、ご葬儀がない日だけですが…。

　なるほど、もしもの時は弊社をご利用くださいというＰＲのお気持ちもあるでしょうが、めったに足を踏み入れない場所なので、自分が死んだときにどう見送られたいかなんて普通は考えません。

　でも、こういったきっかけがあれば、自分が万が一の時、家族にどうしてほしいか考えたりします…これもある意味での「終活」ですよね…。

　Ｍ『僕のお葬式』河内ＲＥＤＳ（かわちレッズ）

　このノリは、やはり関西のモノ。２０１１年大阪にて結成、今年デビューしたロックバンドです。

　※内容の一部を「産経デジタル」の殿村美樹（とのむら・みき）氏の記事から引用しました。