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アサコレ!コラム

やっぱり、アレは「ラグビー関連」でした! ~馬と鹿~

2019年12月03日

[アサコレ!コラム]

 やっぱり、ラグビー・ワールドカップがらみでした。昨日発表された『2019ユーキャン新語・流行語大賞(現代用語の基礎知識選)』の“年間大賞”には「ONE TEAM(ワンチーム)」が選ばれました。

 この「ONE TEAM」は、日本が初のベスト8入りを遂げ、列島が沸いたラグビー・ワールドカップ日本大会のチーム・スローガンで、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが掲げたテーマ。

 ジョセフ・コーチはチームに必要な代表選手たちを国籍問わず31人招集しました。どんな強豪チームでも選手たちの思い、心がひとつにならなければチームとしては機能しません。

 7ヶ国15人の海外出身選手を含む31人はリーチマイケル主将を中心にまさに「ONE TEAM」として結束し、快進撃を続けた…こういうストーリーでした。

 選考委員特別賞は、“イチロー”こと鈴木一朗氏の「後悔などあろうはずがありません」ですね。「選手としての」引退会見で「後悔はありますか」という質問に対し、あえて文語めいた言葉で返したことが高い評価を得ました。

 そのほかの今年の流行語トップ10には「計画運休」「軽減税率」「スマイリングシンデレラ/しぶこ」「タピる」「#KuToo(クートゥー:ハイヒールの強制に反対)」「◯◯ペイ」「免許返納」「闇営業」「令和」が選出されました。

 年間大賞の「ONE TEAM」に関しては、選考委員の姜尚中(カン・サンジュン)東京大学名誉教授が「弾けるような流行語・新語が見出し難い1年だったが、その“闇”を払ってくれたのは、なんと言ってもラグビーの、思ってもみなかった(選手には失礼!)大活躍と国民的な熱狂だった。この“明”がなかったら、今年は不作の年だったに違いない。ラグビー、さまさまの1年だった」とコメントしています。

 その“明”のきっかけとなったのは、明らかに池井戸潤原作、大泉洋さん主演のテレビ・ドラマ「ノーサイド・ゲーム」でした。

 「それってほかの放送局じゃなかったっけ?」と言われそうですが、ラグビー・ワールドカップの試合中継をしたKBCとしては、民間放送も「ONE TEAM」だったと思いたいわけで…。

 M『馬と鹿』米津玄師(よねづ・けんし)

 その「ノーサイド・ゲーム」の主題歌でしたね。

 なお、今年の「JC・JK(女子中学生・女子高校生)流行語大賞」の「コトバ部門」の方は「ぴえん」でした。泣き声の「ぴえーん」を省略したもので「残念な出来事があった時」に使われます。語尾につけたりするんですね~。

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