パンの“クリーム”にもいろいろとありまして…。 ~ピーナッツ~
2020年07月08日
[アサコレ!コラム]
身近にあるパンの話題です。あなたは「クリームサンド」と聞いて、どんなパンを想像しますか?
普通に考えれば「コッペパンの間にホワイトクリームを挟んだパン」という答えが多くなると思います。しかし、宮城県気仙沼市で昔から親しまれ、1個150円、長さ20センチほどで、たいていのスーパーで売られているパン「クリームサンド」はコッペパンにピーナツクリームを挟んだパンのことなんです。
ピーナツクリームが挟まれた「クリームサンド」は、1953(昭和28)年に気仙沼市内のパン店が作り始めたのが元祖で、現在製造している「気仙沼パン工房」社長の鈴木秀子さん(68)は、9年前の東日本大震災から間一髪で逃げのび、約2週間後にパン作りを再開しました。
震災前のクリームサンドは、気仙沼での販売がほとんどでしたが、避難所などに届けたところ、復興支援でやってきたボランティアの方が味を覚え、地元に戻ってからSNSなどで広めて話題になりました。今では8つの都県に出荷するまでになり、市内と市外の割合が半々になっています。
ところが、市外での販売が増えるにつれ「普通のクリームだと思って買ったのに、なんでピーナツなの?」となったんですね。
原材料にはピーナツが明記してあって、アレルギーでトラブルになったこともありませんが、一目でわかるようにと、このたび「ピーナッツクリームサンド」と改名し。パッケージもロゴも新しくなったんです。一方で、70年近く同じ名前で売られてきただけに、地元の気仙沼では「何で変えたの?」ということになっちゃいました。
鈴木社長は「震災から9年、パンが遠くまで行くようになったからこそ、安心して買えるものにしなければなりません。世代を超えて食べてもらうために、変えるべき所は変えるのが時代の流れ」とのこと。ちなみに、味の方はまったく変わっておらず、そりゃそうだってお話でした。
M『ピーナッツ』梅木マリ
昭和25年のお生まれで、どこかで聞いた声だな~と思ったら「トム&ジェリー」の主題歌を歌っていた方でした。
※このコーナーは、日々報じられる数多くのニュースの中からピックアップしたネタを再構成させていただいています。