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アサコレ!コラム

福岡市美術館で行われるのは初めてのことで…。 ~ボーン・ディス・ウェイ~

2020年11月20日

[アサコレ!コラム]

 当日になってしまって申し訳ありませんが、今日の夜、福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園1-6)では初めてとなる「ファッションショー」が開かれます。

 福岡市内に拠点を置き、有名ミュージシャンの衣装を手がけるデザイナーARAKI SHIROさんらの作品が館内を彩ります。

 ファッションショーを主催する福岡市のドレスブランド「Quantize(クォンタイズ)」社によれば「欧米では美術館でもファッションの展示がさかんなので、日本でも、ファッションというアートを身近に感じてほしい」とのこと。
 
 なるほど、単なる着衣ではなく芸術性の高いファッションならば美術館でショーを開くのもありでしょう。

 その演出は、福岡市美術館の階段をランウェーに見立て、モデルの方は2階から下りてくるというもの。

 メインとなるARAKI SHIROさんデザインの15着のうちには、九州大学大学院芸術工学研究院と農学研究院が共同開発した素材を使ったものもあります。
 
 「なぜ農業の農学なの?」となりますが、植物由来の「セルロースナノファイバー」とシルクを合わせた素材で製作された衣装も登場するっていいますから、最先端のファッションですね。

 美術館で行われる珍しいファッションショーで、コロナ対策による入場定員の制限もありチケットは完売していますが、午後7時からインスタグラムの公式アカウント(https://www.instagram.com/f.a.d.s.2020/?hl=ja)でショーの模様が生配信される予定です。

 さきほど、メインとなるデザイナーのARAKI SHIROさんは有名ミュージシャンの衣装を手掛けたと申し上げましたが、その方々のお名前は乃木坂46、欅坂46、柴咲コウさん、小柳ゆきさん、MISIAさん、そしてこの方の衣装も作ってニューヨークに送り届けたそうです。

 M『ボーン・ディス・ウェイ』Lady Gaga(レディー・ガガ)

 この福岡市美術館で行われるファッションショーの正式名称は「FUKUOKA ASIA DESINERS SHOW 2020」。今後は日本国内だけでなくアジアのアーティストにも参加してもらうとのことでした。

 ※このコーナーは、日々報じられる数多くのニュースの中からピックアップした話題を再構成しています。

 ※「FUKUOKA ASIA DESINERS SHOW 2020」のさらに詳しい情報はこちらまで↓

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