富田薫のアサコレ！

　これからお伝えすることは、先週、各メディアが伝えた正真正銘ホントのニュースです。

　北欧のフィンランドから毎年クリスマス前に来日していた公認サンタクロースさんが、新型コロナの影響で今年の来日を取りやめたことが分かりました。このサンタさんの来日は３０年近く続けられていますが、中止になるのは初めてですから、残念！

　公認サンタさんの日常業務は、フィンランドでトナカイの世話をしながら世界中から届く便りに返事を書くことです。

　そして、クリスマスシーズンに活動をはじめ、昨年の場合は１２月３日に来日して「トナカイはクリスマス前で休んでいるから飛行機で来たんだよ！おーほっほっ～」と笑顔で語り、成田空港のターミナルで地元の保育園児にぬいぐるみをプレゼントしたり、記念撮影に応じるなどしました。

　その後、熊本地震の被災地も訪れ、くまモンと記念撮影したり、地元の幼稚園児にプレゼントを渡しています。　

　昨年、クリスマス休暇中のトナカイに代わってサンタさんを乗せたフィンランド航空の担当者は「新型コロナの影響で出入国が制限されていることに加え、サンタさんは子どもたちとのふれあいを前提としており、ディスタンス（距離）を確保するのはそぐわない。直接ふれあうことが大事だとのことで、オンラインでの交流も考えていないそうです」とのことでした。

　…が、実はこのニュース、良い意味でのフェイクニュースです。今年はやってこないと聞いて油断している子供たちの家に、今年も必ずサプライズでやってくる。そう、煙突がないと嘆いているアナタの家にもね…。

　Ｍ『サンタさんはいないんです。』榎本くるみ

　なお、全土で夜間移動制限が行われているイタリアでも、コンテ首相が「サンタさんには特別な申請書があるので、世界中の子供たちにプレゼントを配ることができるんです」と子供たちの質問に回答しています。ほら、やっぱりね…。

　※このコーナーは、日々報じられる数多くのニュースの中からピックアップした話題を再構成しています。