新生活に向けてやって欲しい防災対策
2025年04月08日
[番組で紹介した情報]
(太田)KBCラジオ ヒルマニ 後半のこの時間は「みんなで防災」をお送りします。
(太田)KBC防災ネットワーク主幹兼解説委員の太田祐輔です。
そして引き続き加藤アナウンサーです。
(加藤)よろしくお願いします。
(太田)4月に入って初めての「みんなで防災」です。
新生活が始まって 新しい場所に動かれた方がたくさんいらっしゃると思います。
きょうはそういった人たちに向けて、今こういうことをやって欲しいという話をします。
「ハザードマップ」って加藤さん見たことありますよね。
(加藤)もちろんです。自分が住んでいるところはもちろんなのですが、この4月から うちの息子も東京で一人暮らしを始めました。不動産屋さんがこういろいろ手続きの書類とか送ってくれる時にハザードマップを一緒に送ってくれたのです。
(太田)不動産が配布するようになっているのかもしれませんね。
(加藤)あら、親切だと思いました。
どこに住むか決める前にもいろいろ調べて決めました。
その上で改めて不動産の方からいただいたので、それをみながら息子と「ここはこうだね」という話をしました。
(太田)さすがです。このハザードマップを確認するというのは絶対にやってください。
各自治体でハザードマップは作っていて、市役所や役場で手に入れることができますし、ホームページでも確認できます。
(加藤)インターネットで確認できますよね。
(太田)自分が住んでいる場所、引っ越してきた場所がどういう場所なのかがわかるようになっています。
これを知るっていうのがものすごく大事です。例えば 土砂災害 が心配される地域なのか、大雨の際に浸水が想定されていて水に浸かってしまう可能性があるのかがわかります。
そして、注意が呼びかけられた時には安全な場所に移動しなきゃいけないということがわかるということです。
避難の際に時に大事なことが、 避難所に行くのだけが避難だっていう風に思われている方が意外に多いですよね。安全な場所にいた場合は 安全な場所にとどまるというのも 避難行動ということになります。
そのあたりは 自分のいる場所が安全なのか 危険なのか っていうのをちゃんとハザードマップで確認してください。
引っ越された方もそうですが まだそういう風に自分の場所がどういった場所なのか把握されていない方はしっかりとハザードマップを見ていただきたいと思います。
それから避難する場所の確認をして欲しいんですよ。
避難所 と言うと学校の体育館のイメージがあると思います。
(加藤)あと公民館とかですね。
(太田)そうです。でも例えば 川沿いに立っている小学校の場合は 浸水想定区域になっていて 、実際洪水が起きそうな時にはそこに避難すると返って危険ということもあるんです。
洪水の時に逃げていい避難所 なのか、あるいは地震の時だったらいいのか っていうのがはっきりとハザードマップには明記されていますので、それをしっかり確認してください。
(加藤) そうですね あと 実際にそこまで歩いて行ってみるって大事ですよね
(太田)それとお勧めしたいです。
(加藤)ルートもひとつだけじゃなくて、2つ、3つ見つけておくと、この道が陥没していても大丈夫ってことになりますよね。
坂道があるとかも知っておくのが必要です。
(太田)避難するときのイメージづくりも大事です。昼間ならまだいいんですよね。
夜だと不安ですよね。
そして、家族一緒に歩きながら 避難所までの道筋を確認して、実際に災害が発生したらこういうところで落ち合いましょうねということを引っ越したこの タイミングで決めておくというのが大事だと思います。
(加藤)その災害って襲ってくるかわからないからないですよね。
(太田)そうなんですよ。災害はこのタイミングだと苦しいなというそういうタイミングに起こってしまうんです。九州でみても深夜に急激に状況が悪化して大きな被害になるということがよくあります。災害は待ってくれません。いまこのタイミングでやってください。
あと避難に関してもう一つ加えるとすると、
あと、ペットが家にいる人もいらっしゃると思います。近くの避難所がペットに対応してくれる避難所 なのかというのもしっかり チェックしてください。
(加藤)けっこううちの犬は人を見て吠えるんですよね。
どうしようと思っていて、吠えない訓練をしないといけないと思っているんですけど
(太田)あとゲージに中に素直に入ってくれるように、そしてそこでおとなしくしてくれるようにする訓練も必要ですよね。
避難所のペット対応については、いろんな自治体が事前に対応をしっかり決めている場合もありますのでしっかり事前に確認することも必要です。
(太田)この時間はこれから、「発信GTR」とともに週によっては「みんなで防災」をお送りします。
これから先も聞いてくださいね。
(加藤)みんなで防災意識を高めましょう!