放送内容

福岡県で唯一の防災道の駅「道の駅うきは」について ~その6(全6回)

2021年09月22日

[番組で紹介した情報]

(太田)KBCラジオみんなで防災。KBC解説委員の太田祐輔です。

(百市)百市なるみです。

(太田)この時間はあなたのいのちを守る防災についてお送りしています。

(百市)今週のテーマは「防災道の駅うきは 防災への思い」です。

(太田)全国に道の駅というのは今年3月現在で1187か所あるそうです。
今年6月に国土交通省が、自衛隊や警察などの救援活動や、緊急物資等の配布、復旧活動の拠点としての前線基地としての機能を果たしてもらうことを期待してそのうち39か所を防災道の駅に指定しました。

(百市)先週までの放送で、防災倉庫や非常用発電装置、防災広場にある防災パーゴラや、カマドベンチなど様々な道の駅うきはにある設備についてご紹介しました。

(太田)今週は道の駅うきはの江藤武紀駅長に、なぜ道の駅うきはが防災道の駅に選ばれたのか。
そして防災の拠点としてどのような役割を果たそうとしているのかを聞いています。

(太田)今年の6月に防災道の駅に指定されました。指定された時にはどういう風な気持ちになりましたか?

(江藤駅長)福岡県で一箇所ということですね。重要な基地になるということです。道の駅としても防災意識持って、今後取り組んでいかなければならないということは思いました。

(太田)道の駅としてその防災道の駅になるためにはいろんな条件があったと思うのですが、どんな条件があるのですか?

(江藤駅長)一つは場所的、位置的で要素ですね。ここは福岡都市圏からは1時間で来ることができます。
また、南海トラフ地震で大分、宮崎が被害をうけた場合も、ここからだとやっぱ大分自動車道、東九州自動車道からすぐにアクセスができると言ったような位置的なものもあると思います。それから今すでに防災機能強化ということで、防災施設、発電機それから防災倉庫、パーゴラなどの設備もあるといったようなことで、選定されたのではと思っております。

(太田)確かにそうですよね。交通の便が非常にいいところで、杷木インターから10分ぐらいで着くことができます。カバーできるエリアっていうのは本当に大分の方もカバーできるし、福岡の方もカバーできるというところですね。
それと、とにかく広い。いろんな設備がしっかりしています。
いまスタッフはどれくらい働いているのですか?

(江藤駅長)道の駅の従業員は、34名です。

(太田)34名のスタッフを含めて、防災の意識みたいなものを高める取り組みはされていますか?

(江藤駅長)年に1回、防災訓練として全従業員、それからうきは市、それから国土交通省、一緒になって防災訓練をやっております。

(太田)それは施設としての防災訓練としてだけではなくて?

(江藤駅長)パーゴラの設置の仕方とか、それからトイレの設置のやり方とかもそういった検証をやってきております。

(太田)実際、何かが発生した時にはスタッフが総出になってすぐにこの場所が防災の拠点となるようにという訓練をされているのですね。

(百市)道の駅うきはは、買い物をしにいって、すごく楽しいイメージがあるのですが、こういう災害の時にも地域の方々を支えてくれる、さらにスタッフの方々も訓練をされていると聞いて、驚きました。
スタッフの方々も防災の意味で私たちを支えてくれているのですね。

(太田)今週のみんなで防災は、今年6月福岡県内で唯一、防災道の駅に選ばれた道の駅うきはについてお送りしました。
福岡県内で唯一です。今後こういった防災道の駅に選ばれる道の駅が福岡県内、佐賀県内にも増えることを期待したいと思います。

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