佐賀災害支援プラットフォームの活動について その8
2023年02月08日
[番組で紹介した情報]
(太田)「KBCラジオ みんなで防災!」KBC解説委員の太田祐輔です。
(石崎)石崎佳代子です。
(太田)毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。
(石崎)今週は「佐賀災害支援プラットフォームの活動について その8」をお送りします。
(太田)佐賀災害支援プラットフォームという団体があります。被災地支援のためにアクションを起こしたい佐賀県民または佐賀県に所縁のある者が、それぞれに活動をし、その情報交換や協力をするために集った「想いのプラットフォーム」であるとホームページで謳われていて、県内外への被災地域へ、ヒト・モノ・資金を仲介する活動行っているということです。
先週は佐賀災害支援プラットフォームの共同代表である公益財団法人佐賀未来創造基金 代表理事の山田健一郎さんに「自治体は災害にどう備えるべきか」について話を聞きました。
今週は佐賀災害支援プラットフォームあるいは、佐賀未来創造基金の活動を通じて山田さんが今後取り組みたいことについてお話を伺います。
(山田)共感できる仲間を増やしていきたいというのは当然ありますし、各市や町、全部の行政の方とか社会福祉協議会の方とかとコミュニケーションとれているわけではありませんので、まず地元での活動をしっかり行って、みんなが助け合える環境を作るっていうことがまず一つあります。それにプラスして、佐賀災害研修センターっていう研修センターを日本財団さんとかいろんな方々と一緒にもなって作っていますが、地元の団体さん、九州のテクニカル、技術系といわれる人たちとネットワークを作りながら進めていきたいと考えています。先ほどの研修とか防災とか今後に備えるみたいなこともありますし、その防災の研修とかですら、災害をアミューズメントにという人たちもいますし、楽しみながら活動できるようにしていきたい。
重機扱って楽しかったりするじゃないですか。一個一個考え方を変えると、なかなか働く車、乗り物じゃないですけど。そういうので、小さな頃から重機に触れて、災害エキスパートに仕立てるわけでもないですけど、「重機女子」とか。なんかもうちょい身近なところに防災みたいなとこがしっかりあるというところを伝えていきたい。
そしてそうした人たちとの繋がりが佐賀だけではなくて、九州って九州アイランドなので、繋がりがあるので、我々は行政の垣根がないので、本当に助けが必要であればそこに助けにも行けるし、助けてもらえる。先月も宮崎に一緒に行ったり、まだ大変なので一緒に行ったりとか、そういうことをできる仲間が九州の中にも広がっていく。自分たちの地域とできないところは他の地域の助けていただく、そこの関わりのところを広くしていき、その繋がりがどんどん強くなっていけば、南海トラフとかいろんなこう想定されることが多い中で、首都直下型もそうですけど、最後は人でしか人を救えないっていう風におしゃってますし、私もそうだと思っています。
人のつながりと人の準備とかその改善とか、反省と経験のその積み重ねが今の私たちなので、そこは愚直にやっていくっていうとこ大事に出来ればなと思っています。
(太田)防災をエンターテイメントって言うふうな話もありました。どう楽しんで行けばいいんでしょうか?
(山田)そうですね。防災だからってやっぱりみんなが下向いてね、眉をひそめてやるというよりも、できるならなんかそうやって平常時の中の楽しみで、エンターテイメントって言い過ぎかもしれないですけど、皆さんが垣根をちょっとだけ低くしたり、普段のドッグセラピーとか、いま佐賀県大町町でやっている人たちはですね、ドッグランとかワンちゃんとかを平時にそこで楽しむ、アウトドアとかキャンプしたりしながらも、それが実は防災とかの準備になっている。
アウトドアとかもそうですね。重機とかも、重機で災害支援やりましょうと言ってもなかなかみんな難しい中でも、重機に乗ったことない方でも働く乗り物に乗ったら女性のかたも子供も喜んだりする。なんかそういう経験みたいなものを共有する。多様性やそのものや積み重ねるものの質、その両方を大事にしながらやっていくことが、この先に少しでも繋がるのではないかなと信じてやっています。
(石崎)日常の生活やあるいは楽しい体験からでも防災への意識が自然に育まれていく。そういう環境づくりがポイントなのかなと思いました。
(太田)平常時にいかに楽しみながら防災について取り組んでいける環境を作れるか。 これも大事ですよね。あともう1つ。山田さんが団体の横の広がり。佐賀県だけでなくて、九州全県、いろんな形でかかわることで、広範囲で助けあえる環境を作りたい。これも素晴らしいと感じました。
(石崎)KBCラジオみんなで防災、
今週は「佐賀災害支援プラットフォームの活動について その8」をお送りしました。