放送内容

しほママに聞く防災術 その3

2025年02月05日

[番組で紹介した情報]

(太田)「KBCラジオ みんなで防災!」KBC解説委員の太田祐輔です。

(百市)百市なるみです。

(太田)毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。

(百市)今週は「しほママに聞く防災術 その3」をお送りします。

(太田)3月1日(土)福岡市天神のレソラ夢天神ホールで「石油連盟Presents防災セミナー2025 in 福岡 あなたを守る 防災のツボ!」を開催します。
ゲストは、アサデスKBCでおなじみの気象予報士佐藤栄作さんと、「しほママ」こと柳原志保さん、全体の進行はKBCの長岡大雅アナウンサーです。
参加費は無料、申し込みはKBCのホームページで受け付けます。あなたのいのちを守る防災のツボを一緒に身につけましょう。

このイベントの講師も務める「しほママ」こと柳原志保さんは宮城県の出身。
東日本大震災を経験し、熊本県和水(なごみ)町に生活の場を移してからは熊本地震も経験されました。その経験をもとに各地で防災講演活動をされています。
その「しほママ」に聞く防災術 きょうはその3です。

(柳原)しほママの防災術 今日は「ガソリンは半分で満タンにする習慣を」です。

(太田)燃費の事とか考えたりすると、あんまり満タンにしない方がいいんじゃないかと思ったりもしますが、これ必要なんですか?

(柳原)私、本当に東日本大震災の時に、たまたま1台車が無事で、ガソリンが半分より切ってたんですよ。だから、ほとんど使えなくて、給油するのに3時間から4時間、並んだんですよ。並んで、10 Lしか入れることが出来なかったんです。
10Lでどれぐらいもつのというところで、私は今、ペットも買っているので、ペットと避難する、つまり車中泊も視野に入れてるんですよね。車中泊するには、ガソリンがないとダメですし、車って避難先にもなるし、あと冷暖房がつく。
今の時期、寒くて。だから、東日本大震災の時は暖房つけて、車の中で要は車中泊を子供たちと経験をしていたので。

(太田)避難所で生活をすると、プライベートの問題もありますし、なかなか落ち着いて生活できない、あとそういう集団生活になじめない障害を持ったお子さんをお持ちの方とかっていうのもいらっしゃるでしょうし、そうなるとやっぱ車の中でっていうことになるんでしょうけど、ガソリンがないということですよね。

(柳原)そうですね。意外と熊本地震の時の赤ちゃんがいたママたちが、避難所に行かないで実家に帰っていたとか言う人すごく多くて、でもそれも実家に帰るには公共交通機関が止まってると車しか移動手段がないので、どっかに逃げるにしても車はガソリンがないと使えませんので、燃費を考えるとね確かにそういう方もいらっしゃるかと思いますが、私は半分になったら、あの時を思い出してよし今入れとこうということで満タンにしております。

(太田)いざというときには避難場所にもなりますし、車ってものを有効に使うためにもガソリンは満タンでということですね。

(柳原)ただ、車中泊の場合ですとエコノミークラス症候群になる可能性がありますので、ぜひそういうところを注意してもらうとか、エンジンつけっぱなしで車中泊しちゃうと騒音だったり、一酸化炭素中毒とかそういった病気のリスクもありますので、そこは気をつけてほしいなと思います。

(太田)定期的に車から出て体操したりとか、エコノミークラス症候群に対する対策もしっかりやってくださいと。その上で、ガソリンは?

(柳原)ガソリンは半分で満タンにする習慣をしてほしいなと思います。

(百市)車が災害時、移動手段としてだけではないということなんですね。
運転中こまめにガソリンメーターを見ることも私、習慣になりました。

(百市)KBCラジオ「みんなで防災」
今週は「しほママに聞く防災術 その3」をお送りしました。

しほママがアサデスKBCの佐藤栄作さん、KBCの長岡大雅アナウンサーと防災について語る「石油連盟Presents防災セミナー2025 in 福岡 あなたを守る 防災のツボ!」は、3月1日(土)に行われます。
参加申し込みはKBCのホームページからお願いします。
防災のツボを一緒に身につけましょう。

「石油連盟Presents防災セミナー2025 in 福岡 あなたを守る 防災のツボ!」URL⇒ https://kbc.co.jp/bousai-seminar/

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