しほママに聞く防災術 その4
2025年02月12日
[番組で紹介した情報]
(太田)「KBCラジオ みんなで防災!」KBC解説委員の太田祐輔です。
(百市)百市なるみです。
(太田)毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。
(百市)今週は「しほママに聞く防災術 その4」をお送りします。

(太田)3月1日(土)福岡市天神のレソラ夢天神ホールで「石油連盟Presents防災セミナー2025 in 福岡 あなたを守る 防災のツボ!」を開催します。
ゲストは、アサデスKBCでおなじみの気象予報士佐藤栄作さんと、「しほママ」こと柳原志保さん、全体の進行はKBCの長岡大雅アナウンサーです。参加費は無料、現在KBCのホームページで参加者募集中です。
あなたのいのちを守る防災のツボを一緒に身につけましょう。
このイベントの講師も務める「しほママ」こと柳原志保さんは宮城県の出身。
東日本大震災を経験し、熊本県和水(なごみ)町に生活の場を移してからは熊本地震も経験されました。その経験をもとに各地で防災講演活動をされています。
その「しほママ」に聞く防災術 きょうはその4です。
(柳原)しほママの防災術 今日は「忘れていない?トイレ対策」
(太田)いろんな場面で避難所生活をしていく中で、大変ですか、トイレって?
(柳原)私、本当に東日本大震災で避難所に行って、もうほんと10分以内におしっこ行きたくなっちゃったんですよ。寒いと余計に近くなりますよね。
でもトイレは水が流れないともう二度と行きたくないと思いますが、うんちとおしっこが便器の周りにべちょべちょあるし、臭いし、目をつぶって鼻をつまんでしたという経験があるので、食料を備えてる人はいるけど、トイレ備えてる人って、結構少ないかなって思うので、ぜひトイレ対策して欲しいなと思ってます。
(太田)トイレを我慢して、それが体に悪い影響を及ぼしたりとか、高齢者の方もおしっこを我慢するあまりに、水を我慢して脱水症状が出てしまうとか、いろんなことがあるみたいですね。
(柳原)人工肛門をつけている方とか、女性は生理があったり、LGBTQの方、車椅子の方、いまは「みんなのトイレ」っていうのが当たり前ですよね。だから、災害時も排泄をしっかりできるっていうのは、人の尊厳にも関わる大事な問題だと思ってます。
(太田)対策としては、どういう対策がいいですか?
(柳原)色んなトイレね、百均とかいろんなところで売っていますけど、どのトイレも袋の中で吸わせて捨てるというのが全部共通してるんですね。凝固剤とかで吸わせてあげて、そして燃えるゴミとして出すというのが、どのタイプもそういう風になってますので、これ覚えていて欲しいんですが、例えば、便器につける時には45 L のポリ袋がちょうど便器にはまるので、私は45 L の黒の中が見えないような袋、いまは安くありますので、そういうものを備蓄しておくとか、吸わせるものも凝固剤がもしない場合は、猫の砂、赤ちゃんのおむつ、ペットシーツ、そういったもので吸わせるという対応ができるので、活用してますね。
(太田)便器として使えるものもダンボール式のものとかもね、結構安い値段で出てたりしますよね。
(柳原)そうなんですよ。簡易トイレも段ボールだったり、私、車の中にはコンテナ式のトイレ、普段は椅子とかで使っていて、災害時はトイレになるような丸洗いができるのが、結構いいんですよね。「忘れていない?トイレ対策」しっかりして欲しいと思います。
(百市)やはりトイレに抵抗感があるとすごくストレスがかかると思うので、準備しているトイレ対策を試してみることも大切だなと感じました。
(百市)KBCラジオ「みんなで防災」
今週は「しほママに聞く防災術 その4」をお送りしました。
しほママがアサデスKBCの佐藤栄作さん、KBCの長岡大雅アナウンサーと防災について語る「石油連盟Presents防災セミナー2025 in 福岡 あなたを守る 防災のツボ!」は、3月1日(土)に行われます。
参加申し込みはKBCのホームページからお願いします。
防災のツボを一緒に身につけましょう!
「石油連盟Presents防災セミナー2025 in 福岡 あなたを守る 防災のツボ!」URL⇒ https://kbc.co.jp/bousai-seminar/


