放送内容

福岡西方沖地震から20年地震にどうそなえるか~ その3

2025年03月19日

[番組で紹介した情報]

(太田)「KBCラジオ みんなで防災!」KBC解説委員の太田祐輔です。

(百市)百市なるみです。

(太田)毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。

(百市)今日のテーマは「福岡西方沖地震から20年地震にどうそなえるか~その3」です。

(太田)2005年3月20日福岡県北西沖の玄界灘でマグニチュード7.0最大震度6弱の地震が発生しました。
死者1人、負傷者およそ1200人を出した地震で、全壊した住宅はおよそ140軒に上ります。ことしはこの福岡西方沖地震からちょうど20年の節目の年になります。
この3月の放送は地震にどう備えるかを考えていきたいと思います。

(百市)先週の放送では福岡西方沖地震を起こした警固断層は「北西部」と「南東部」に分かれていて、福岡市の都市部を南北に走っている警固断層「南東部」についてはいつ地震が発生してもおかしくないという話になりました。

(太田)福岡県の想定ではマグニチュード7.2 死者1000人以上 約1万8000棟の建物が全壊 避難者は4万人以上に達するという話もしました。

(百市)だとしたら、われわれは地震にどう備えればいいのでしょうか。

(太田)まずは地震が発生していないいまこの時間にできることをやってください。
例えば

・家具や家電を固定し、転倒や移動の防止対策をする
・ガラスに飛散防止フィルムを貼って、割れるのを防ぐ
・廊下や部屋の出入り口付近には、避難の妨げになるようなものを置かない
・懐中電灯やスリッパなどはすぐ使える場所に置いておく
・家屋や塀の補強をしておく
・防災グッズや非常食を準備する
・避難場所や避難経路を確認する
・家族と安否の確認方法を決めておく

特に家具や家電を固定することは、これはぜひともやってください。

地震による被害にあった人に話を聞くと地震が発生したときには「家具が飛んでくる」ということも言われます。災害発生時、家具は恐ろしい凶器になります。
そして、家具が倒れることによって、非難するルートが遮断されたりすることも考えられます。
様々な補強グッズがホームセンターなどにあります。しっかりと補強するようにしてください。
それと、人間が一番無防備なのが、寝てる時です。地震発生時に身構えることはできません。家具が倒れてきそうなところで寝ないことも大事です。

あと窓ガラスの飛散防止も大事です。これもホームセンターなどで飛散防止フィルムも販売されています。
しっかりと準備しましょう。

(百市)使い慣れていないと、どこに売っているんだろうと一瞬思ってしまいますが、ホームセンターに行ったら、一通り防災グッズがあるということですよね。
今できる備え、そして定期的に見直していきたいと思います。

(百市)KBCラジオ「みんなで防災」
「福岡西方沖地震から20年地震にどうそなえるか~その3」をお送りしました。

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