放送内容

「福岡県の渇水の状況と節水の呼びかけ」について

2026年02月24日

[番組で紹介した情報]

(太田)KBCラジオ ヒルマニ 後半のこの時間は「みんなで防災」をお送りします。

ヒルマニ火曜日後半戦
今週は「KBCラジオ みんなで防災!」をお送りします。
KBC防災ネットワーク主幹兼解説委員の太田祐輔です。

引き続きスタジオには加藤恭子アナウンサーです。

(太田)この時間はあなたの命を守る防災について考えていきます。

きょうは「福岡県の渇水の状況と節水の呼びかけ」についてお送りします。

(加藤さん)かなり深刻な状況なんですよね。

(太田)非常に深刻な状況です。2026年2月現在、筑後川水系のダムなどの主要施設6つ江川(えがわ)ダム、寺内(てらうち)ダム、合所(ごうしょ)ダム、大山(おおやま)ダム、筑後大堰(ちくごおうぜき)下筌(しもうけ)ダムの貯水率なんですが、渇水対策容量という通常のダムの運用ではカバーしきれないような異常な渇水に備えて、特別に確保されている水の貯蓄分を除いた貯水量は、最新のデータでは先週金曜日の時点で20日時点で11.8%となっています。
これは例年のこの時期としては過去最低レベルになっています。

(加藤さん)記録的な少雨が原因なんですよね。

(太田)「30年に1度」とも言われるほどの記録的な少雨が原因です。
とくに筑後川流域では去年10月から今年1月までの合計雨量が113.8mmと平年比が36%、江川ダムが管理開始された昭和50年以降で過去最少となっています。

(加藤さん)いろんな影響がすでに出てますよね。

(太田) すでに大きな影響が出ています。2月14日からは、筑後川から福岡都市圏への取水量を55%カットするという大規模な取水制限が始まっています。

去年の12月11日に自主節水という取り組みが始まり、
ことし1月15日に15%、28日に30%、2月13日に55% 段階的に引き上げられている福岡市の水についてみると福岡市で使用している水のおよそ3分の1は筑後川から提供されているものなんですね。
この取水制限で39.2%4割ぐらい減量されているということです。
福岡都市圏の自治体でもすでに減圧断水などが始まっている状況です。

(加藤さん)福岡は過去も大規模な断水で大変な状況になりましたよね。
昭和53年(1978年)「福岡砂漠」
もっとも衝撃的だった渇水で、当時の様子は「福岡砂漠」とも呼ばれました。
平成6年(1994年)「列島渇水」
全国的に雨が少なかった年ですが、福岡市は再び深刻な事態に陥りました。

(太田)その時とくらべると「五ケ山(ごかやま)ダムができたりしていることで
インフラ整備も進んでいるんですが、時間断水を防ぐためにも節水に努めなくてはいけません。

(加藤さん)節水のポイントを教えてください。
断水は困りますね……。家庭で今すぐできる「効果的な節水」を教えてください。

(太田)「特別なこと」というより、「出しっぱなし」をなくすのが一番の近道です。
キッチン:食器洗いは「ため洗い」で 蛇口を全開で流し放しにすると、1分間で約12リットルの水を使います。洗い桶を使って溜めて洗うだけで、使用量を3分の1以下に抑えられます。

(加藤)しっかりとできることをやっていく必要がありますね。

(太田)先日の筑後川水系の渇水調整連絡会を取材したんですが、そのときも「給水制限(時間断水)」をできる限り回避するには早めの対応が肝心。

一人ひとりが15秒水道の利用を控えると1カ月で筑後川水系の主要利水6施設の1日の低下量と同じぐらいの量になります。

節水の意識を向上させることで、危機的な状況に陥るのを前伸ばしにできればその間に雨が降って水量が増える可能性もあります。

(太田)KBCラジオ「みんなで防災」きょうは 「福岡県の水不足の状況」についてお送りしました。

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