【みんなで防災】「苦しんでいる人を救いたい」災害時に駆けつける日本赤十字の想いと組織力
2026年05月26日
[番組で紹介した情報]

KBCラジオ「ヒルマニ」、火曜日のコーナーは「KBCラジオ みんなで防災」です。
KBC防災ネットワーク主幹・太田祐輔解説委員とKBC加藤恭子アナウンサーが、あなたの命を守る防災について考えるコーナーです。
今月は「赤十字月間」にちなみ、4週にわたって日本赤十字社の活動を紹介します。
最終回は、福岡県支部 組織振興課 振興係長の飯田晋平 さんに、災害現場で活動する職員の想いや、組織としての強みに迫りました。
■「苦しんでいる人を救いたい」職員を突き動かす日本赤十字の理念

災害発生時、いち早く被災地に駆けつけ救護活動を行う日本赤十字。
その活動を支えているのは、職員一人ひとりの強い想いです。
太田:日本赤十字の活動を支えてる職員の人たちの想いは、どういったものだと思いますか?
飯田さん:日本赤十字のスローガン・理念が「苦しんでいる人を救いたい」というものです。
その理念のもとに職員が集ってきているので、災害のニュース等が流れると、職員の目つきや雰囲気が変わります。
日本赤十字は日本全国にあるので、遠方の災害でも何か発生したら、何かできることがないのかと考えます。
みんなで助け合うという精神が職員にあります。
この「苦しんでいる人を救いたい」という共通の理念が、いざという時に職員を一つのチームとして機能させ、迅速な救護活動へと繋がっています。
■全国の病院ネットワークが強み!途切れない支援を可能にする組織力

日本赤十字の大きな強みの一つが、全国に張り巡らされたネットワークです。
ほとんどの都道府県に赤十字病院があり、その多くが災害時の医療拠点となる「災害拠点病院」に指定されています。
この組織力が、大規模災害時における継続的な支援を可能にしています。
太田:組織的な日本赤十字社の強みとは、どういったところだと思いますか?
飯田さん:ほとんどの都道府県に赤十字病院があり、機関病院や災害拠点病院といった拠点になる病院も多いです。
全国各地に、困っている人を助けたいという思いを持った職員がまんべんなくいることが組織的な強みの一つと思います。
発災した直後は、熊本地震であれば熊本赤十字病院がまず最初は中心となって動き、キャパシティオーバーした時は福岡などの近隣の県が助けに行きます。
それでも間に合わない場合は全国展開して、北海道から沖縄まで救援が来るようになっているのが強みです。
加藤:初動はまず自分の県で、そして近隣県、全国と絶え間なく支援し続けられるのも、赤十字という組織の強みなんだなあっていうのは改めて分かりました。
まず被災地の支部が対応し、それでは足りなければ近隣の支部が、さらに大規模であれば全国から応援が駆けつける。
この段階的な支援体制こそが、日本赤十字社の強靭な組織力です。
■活動の源は“寄付”。私たちにできる支援とは

災害救護や防災セミナー、救急法の講習など、日本赤十字社の活動の多くは、実は病院や献血事業の収益とは別の財源で賄われています。
その活動を支えているのが、県民・国民からの寄付です。
飯田さん:我々日本赤十字社が行う、災害救護活動や心肺蘇生等の人を救う防災セミナーといった事業は、県民の皆様からいただいているご寄付で活動ができています。
なかなか災害が起きないと赤十字の災害救護活動は目にする機会が少ないというところでも有りますが、まあそういう普段のところから講習、防災セミナー、防災減災っていうところをお伝えしてたりとか。
平時の訓練は皆様からの寄付で活動で来ているので、ご理解・ご協力いただけるのであれば赤十字へ思いを託していただければと思います。
私たちの寄付が、災害時の救護活動だけでなく、平時からの防災・減災の取り組みにも繋がっています。
日本赤十字社の活動に理解を深め、支援の輪に加わることが、未来の誰かの命を救う第一歩となります。
寄付の方法など、詳しくは日本赤十字社のホームページをご確認ください。
【日本赤十字社福岡県支部】
https://www.jrc.or.jp/chapter/fukuoka/