番組概要

SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」

~2030年を期限とするSDGsが掲げる17のゴール(国際目標)と169のターゲット(具体目標)達成に向け、各企業や団体で取り組んでいるSDGsの活動をリスナーに分かりやすくお伝えするSDGsの啓発・促進コーナービギナーのいわぶ 見梨が、まずはリスナーと一緒にSDGsとは何かを学び、身近なSDGsの活動を紹介します。“今日からできるSDGs”をテーマにお送りするコーナーです!

【放送】毎週土曜日9時14分頃~
「めぐみのラジオ」内

BLOG

『 宇宙天気予報 』

2024年02月10日

[ブログ]

第184回目の放送は『 宇宙天気予報 』

第ニ土曜日は、お天気センターでおなじみ 川端美朝さん 登場!
主に、気候変動についてお話し伺いしています。

今回は目標11「住み続けられる街づくりを」の項目に視点を置いてお話頂きました!

宇宙現象が変化することで、私たちに大きな影響が起こるかもしれません。
例えば、太陽フレアが大規模に発生すると、
停電、通信障害、人工衛星例えばGPSなどにおおきな障害が起きてしまいます。
過去には、大規模な太陽活動の影響で、カナダでおよそ9時間に及ぶ大停電が起き、600万人の方に被害が出ました。
他にも日本では2001年に、飛行中の航空機と40分間連絡が途絶えたこともあったそうです。
これはかなり昔の話ですが、今は令和の時代、インターネットなどが昔よりもかなり普及している為、
いま大規模な太陽フレアが発生すると、被害はもっと大きくなるのではないかと考えられています。

太陽活動はだいたい11年周期で変動していて、次のピークは来年だと考えられており、
今年には、国の検討会で、太陽活動による最悪ケースのシナリオも考えられています。
日本では、携帯電話、警察・防災無線が使いにくくなる、
ほかにも、GPSの精度が悪化するため、自動運転の車などに大きな被害が出る可能性、
送電設備の故障で、大規模停電などが発生し、国単位で大きな被害が出るのではないかと考えています。

今の時点では、まだ存在していませんが、「宇宙天気予報士」の資格創設の動きもあるそうなんです!

私たちが来年に向けて出来る太陽活動災害への対策としては、
まずは、停電に備えるために、非常食や水をしっかり備蓄しておきましょう。
普段の防災の備えとしてももちろん使えますし!
他にも、太陽フレアによる災害は、大雨や台風のように目に見えません。
そういった災害が起こる可能性があるという事を知っておくだけでも、大切です◎

実は、太陽活動で楽しみなことも・・・!
来年、太陽活動が活発になるため、オーロラが北海道で見られる可能性があるそう!
オーロラは普段もっと、高緯度の場所でしか見ることが出来ませんが、
太陽活動が活発になると、低緯度でも見ることが出来ます。
確率は低いですが、来年あたりに、北海道旅行で見ることが出来たら、ラッキーですね!★☆

KBCお天気センター 川端 美朝(かわばた・みさ)さんでした。
ありがとうございました!

過去の放送内容

出演者プロフィール

  • パーソナリティ
    いわぶ 見梨

    めぐみのラジオ メインパーソナリティー

  • 北九州市立大学 教授
    眞鍋和博さん

    ESDやSDGs等、社会の持続可能性と教育の関係について実践と研究を行う。

  • RICE MEDIA 代表
    トムさん

    身近にできる様々なSDGsへの取り組みに挑戦し、動画メディア「RICEメディア」で発信中。

  • フリーディレクター
    秋山D

    SDGsの先進国であり、世界幸福度ランキングでも上位のフィンランドのSDGs事情や、 福岡・日本と比べて違いを感じる部分などを現地からリポート。