会えたら幸せになる?!全身赤色の「レッドおばさん」 ~ふるさとWish吉富町~
“福岡で一番小さい町”吉富町は「吉が富む」町。町名だけでなく、町の中には「幸子」「小祝」「喜連島」「今吉」など、縁起のいい地名がたくさんあります。
そんな縁起のいい町に、“会えたら幸せになる”「レッドおばさん」が出没するという噂を聞きつけ、5月27日のKBCラジオ「PAO~N」のアイタカー中継で、早速会いに行ってきました!
幸せを求めて吉富町に乗り込んだのは、アイタガール・ハラミキこと原実記。実はこの日、レッドおばさんがふるさとWish隊に会いにきてくれたのです。幸せが目の前に!
おすぎさんも絶賛のオール赤コーデ
レッドおばさんこと深津弘子さんは、吉富町在住の普通の主婦。けれどその外見は、全然普通ではありません。頭のてっぺんからつま先まで、全て真っ赤!九州一小さい町では、相当目立つのではないでしょうか。ハラミキによると「ペンケースや携帯、自転車まで赤い」そう。普段は赤い自転車に乗って、町を疾走しているそうです。なぜ、このような格好をするようになったのかをたずねると「水道の集金をしているときに、(たまたま赤い服を着ていたら)みなさんから『赤い服が好きなんですね』と言われて。それから全部赤になりました」。何だか、いろいろと聞きたいこと満載ですが、、、。一つ分かったのは、もともと全部が赤だったわけではなく、みんなの期待に応えるうちに赤く染まっていったということ。サービス精神の表れだったのですね。
そして深津さんは、ただ赤いものを適当に着ているわけではなく、素材や色の濃淡で違いを出し、きちんとコーディネートしているのです。レッドおばさんの写真を見たスタジオのおすぎさんからも「すごいわ、とても品がある!いい色だし」と、深津さんのセンスにお墨付きをいただきました。
神様の着物を作る仕事も
深津さんは縁起のいい仕事もしています。「織姫会」という団体に属し、吉富町を代表する神社「八幡古表神社」に古くから伝わる神事「細男舞・神相撲(くわしおのまい・かみずもう)」で使われる神様の人形「傀儡子(くぐつ)」が着る着物「御衣(おい)」を作っているのです。この神事は「小さな神様が、大きな神様たちを負かす」という場面もあり、日本全国にある人形芝居の源流と言われています。「細男舞・神相撲」は4年に1回行われ、次回は2020年。「吉富町民はオリンピックと同じくらい、このお祭りを楽しみにしています」と深津さん。
御衣を虫干しする「乾衣祭(おいろかし)」は毎年8月6日、7日に八幡古表神社で行われます。色とりどりの御衣が一斉に干される光景は圧巻。「ぜひ見に来てください!」と深津さんも呼び掛けます。
伝統が息づく吉富町。開運祈願と、幸せをつかみに足を運んでみませんか?
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■福岡県築上郡吉富町行政サイト
https://www.town.yoshitomi.lg.jp/