次なる“恋人の聖地”!? 豊前のパワースポットにある「ラブラブの木」 ~ふるさとWish豊前市~
月曜から金曜まで毎朝KBCで放送されている情報番組「アサデス。」の名物コーナー「アサデス。旅行社」。毎回出される指令をもとに、リポーターのボビーが福岡県内のさまざまな市町村へ調査に向かいます。2019年12月3日(火)の同コーナーでは、「ラブラブな木がある」と聞き、自然豊かな豊前市を訪れました.
“ラブラブの木”を見に行くはずがまさかの修験道歩き!
お題が「豊前市にあるラブラブな木」と聞いたボビーは、「夫婦杉や夫婦滝的な?日本人はそういうの好きやろ?」とアメリカ出身ならではのジョークも交えながら、早速その“ラブラブの木”を知っているというガイドさんのもとへ。
待っていたのは、ガイドの西尾 豊行さんと清田 韶子(しょうこ)さん。ラブラブな木があるって本当ですか?と尋ねると、「あります!もう、ラブラブですよ、こ~んな感じで♪」と互いに抱き合うジェスチャーを見せる二人。その様子に「ご夫婦なんですか?」と質問すると「他人です」とバッサリ否定され、スタジオは爆笑!肩透かしをくらったボビーは気を取り直して、その木があるという「求菩提山(くぼてさん)」へ。
標高782mの「求菩提山」は、古くから修験道の霊山として修業が行われていた場所で、2001年には国指定史跡にも選定された豊前市のシンボル的な山です。取材した2019年11月28日は紅葉が見ごろで、落ち葉のじゅうたんが広がる立派な石段を登りながら、ボビーは二人から道中にある見どころを教えてもらいました。
まず辿りついたのは、獅子の石像の口から湧き水が流れている「獅子の口」。「顔が獅子っぽくない」と率直な感想を述べるボビーに、清田さんは「江戸時代に彫られた石像ですが、彫る人の気持ちも出るし、求菩提山にふさわしい形としてここに作られたのだと思っています」とガイドとしての見解を説明してくれました。
しばらく歩き、次は「鬼神社」へ。ここには鬼の霊が納められているそうで、「悪いことをする鬼だけど、(退治した)鬼を祀ってその霊を慰めないと。今は、神として祀っています」と清田さんが教えてくれました。
そこからは、「鬼の石段」と呼ばれる、40度近い傾斜の部分もあるという長い階段を登ることに。この「鬼の石段」は、鬼が一夜で作ったと伝説がある850段余りの石段。登り始めにうっかり「900段くらい」と言ってしまった西尾さんの言葉を、ボビーは聞き逃しませんでした!「え?今、900って言ったよね?」とプチパニック。撮影スタッフも苦戦するほどのハードな道のりに、ボビーもギブアップ寸前!「前を見ないでください」と忠告する西尾さんに、「もう、見ちゃいましたよ!」と一言。終わりが見えない状況に愕然としつつも、頑張って登ります。
そんなとき、スタッフから「今日の目的は何だったっけ?」と聞かれたボビー、「あ、完全に忘れとった!」。そこで、西尾さんと清田さんから衝撃的な話が。「実は、ここじゃないルートに(ラブラブの木が)ある」と西田さん。本当は、スタート地点からすぐのところに“ラブラブの木”があるそうで、今回の登山はガイドお二人の「せっかくなので、ボビーに修験道を歩いて欲しい」という意向で行われたものだったのでした。
木の国際結婚!?絡みあう“ラブラブの木”
山頂にある「国玉神社」まで行き、下る途中で「吉祥窟」に立ち寄り…と、結局3時間以上かけて戻ってきて、お目当てのラブラブの木に辿り着いたボビー。ようやくたどり着いたその木を見て、ボビーは「これが…ラブラブの木…ですか…?」とパッと見ではよくわからず困惑。しかし、清田さんが「根本が合体しているでしょ、どうですか?」と説明していくと、確かによく見ると木が絡み合っていることがわかってきたボビー。
「違う木同士がお互いにくっついて仲良くしているラブラブの木、ということです」という清田さんの話を聞いて「いわゆる国際結婚的な?」とコメントしたボビーに、清田さん、「よく言いました、ボブさん!自分に置き換えて素晴らしい!バッチリ」と大絶賛でした。
求菩提山には、他にも天狗に見える木があったり、ゾウに見える木があったりと、見どころがたくさん。今回は遠回りしましたが普通に行けば、岩屋坊と次郎坊天狗橋の間にあるという「ラブラブの木」。パワースポットとしても知られるこの山に、恋人や夫婦で訪れてみると、もっと仲良くなれるかもしれません。さらに修験道を歩いて苦楽を共にすると、より愛情が深まるかも!?
今回のようにガイドさんと求菩提山を楽しく歩いてみたい方は、「豊前市観光物産課・森林セラピー基地豊前」までお問い合わせを!
■求菩提山
住所:福岡県豊前市求菩提
■豊前市観光物産課・森林セラピー基地豊前
求菩提山のさまざまな名所を見てみたい方はこちらへ
電話:0979-82-1111(平日 8:30~17:00)
※この記事は2019年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。